エロゲーをレビューしてみた。思い出も含めて。

第19話「－もみじ－ワタシ…人形じゃありません…」

キャッチコピー「幸せな結末か、俺様服従か、それとも…」

確か、高校ぐらいの時だったか。

中古ショップで2000円ぐらいで買った記憶がある。

初回バグで動きが悪く、少々動作が不安定ではあった。

バグ修正済みとパッケージに書かれていたような気がするんだが？

まあ、それでも遊ぶことができた。筆者が選ぶゲームにしては珍しい部類かも。

このゲームでは金持ちの主人公がもみじという少女をありとあらゆる方法を使って自分の物にし、初夜で彼女の処女を奪ってしまう……というシーンから始まる。主人公は俺様絶対主義で金持ちの息子=おぼっちゃま。自分が最高で他の人間はゴミだと吐き捨てるなど、非常に性格が悪い。故に友達もいない。

もみじは天涯孤独のようなもので、主人公の館でしか生きていく術がなく、主人公の言うことに対してどんなに嫌なことでも拒否することができない。そんなもみじを調教するもよし、優しくするもよし、妊娠させるも良しという自由度の高いゲーム。

朝はもみじに起こされ、そのままHするか、登校するか？　学校でも体育館やトイレなどでもみじとHする事も可能だ。勿論、家でもHする事が可能で、特に夜に二人でHする場面を何度もすると調教することができる。勿論、しなくてもいい。終わった後は独白モードになり、第三者がもみじと話しているように話してくれ、質問をすることができる（どういうHをしたか、その感想は？など回数制限あり）また手や頭、顔、胸……etc　クリックでその部分のお触りもできる。ただし、もみじが絶頂してしまうとそこで終了。次の日の朝になる。

また休日では遊園地に出かけるシーンもあり、そこでもHが可能と選択肢が非常に多いのが特徴でもある。遊園地は貸し切りなのでHし放題だ。体位や中出し、外出しなどの選択肢も多く存在する。もみじは基本的にトロく、ドジである。主人公からすると鬱陶しい行動をすることもしばしば。（食事が遅いだの、歩くのが遅いだの何だの）そんな彼女に怒って接するのか、それとも優しく接するのか。Hをするのか、しないのか……その部分はプレイヤーの自由である。マルチエンディングで絶対服従のED、妊娠ED、トゥルーEDとあるらしい。

どういう行動を取るかはプレイヤー次第である。昔のエロゲ―らしく、ゲーム性としては高い。一度遊ぶとハマってしまい、抜け出せなくなる中毒性がある。やり方も選択肢から選ぶだけなので簡単。何度でもクリアしてしまうだろう。シナリオは面白くないの一言に尽きるが。筆者はどうしても俺様な対応ができず、もみじには比較的優しく接してトゥルーEDを迎えることにした。

人気があったのか、続編も発売されている。そちらは幸せな結末が用意されているそうだ。DVDソフトで映像化もされているなど、コアなユーザに人気の模様。他にもメイドさんや脅迫してくる女子生徒もいるが、性格が悪く、おまけ程度の印象しか残らない。

アクが強く、コアユーザー向けの抜きゲーなのでシナリオは求めないこと。ただ、これを楽しめるかどうかは最終的にはプレイヤー次第ではないだろうか。お世辞にも万人向けとは言えない。現在では廉価版などで安く売られているので気になる方は探してみよう。

筆者が本屋で色々な本を立ち読みしている時、本作が紹介されていた。

本作を所持していた男はなんと女の子を拉致監禁し、その子に首輪をつけさせていたとか言う話だ。言うまでもなく、逮捕された。

ゲームで普段できない欲求を満たすことは良い事だ。痴漢だの何だの現実に行えば犯罪になるが、ゲーム内では誰も文句を言わないだろう。だが、現実とゲームをごっちゃにしてはいけない。当たり前の話だが、混ぜこぜにする若い子が多いように筆者は感じる。良識あるプレイヤーはその部分は絶対に間違えないよう注意しよう。

ブランド 　ルネ

発売日 2001-04-27

商品群 廉価版/PKG版/4104円

通常版 /DL版/3400円

18禁等 18禁/抜きゲー/陵辱もの

ErogameScape -エロゲー批評空間-より抜粋。