第一二話 七月危機 『墺太里の最後通牒』への応援コメント
僕は政治学には疎いのですが、大衆の無知と民主主義という怪物との苦闘という言葉が腑に落ちました。英EU離脱や米トランプ大統領誕生などが連想されましたが、現在その苦闘はどんどん激しさを増していってるのではないかと思います。
作者からの返信
その通りです。
大衆の無知という問題は、それこそ古代ギリシャから議論されてきた問題ですが、未だに明白な解決策は提出されていません。
また、昨今のグローバル化は民主主義、或いは国家主権の危機を招いているという指摘があります。例えば、私はまだ読んでないので恐縮なのですが、ダニ・ロドリック『グローバリゼーション・パラドクス: 世界経済の未来を決める三つの道』では、グローバリゼーション・民主主義・国家主権の3つを同時には満たすことができないと主張されています。
つまり、グローバル化を受け入れれば、民主主義か国家主権のどちらかを諦めねばならない。民主主義を受け入れるのであれば、グローバル化か国家主権のどちらかを諦めねばならない。国家主権を受け入れるのであれば、グローバル化か民主主義を諦めねばならない。「世界経済の政治的トリレンマ」と呼ばれるものです。
以上の考えからすると、反グローバルが吹き荒れているのは民主主義と国家主権を守った為だということになります。今日においては、もしかしたら民主主義と大衆の無知という対立軸そのものが間違っていて、本当はグローバリゼーションと、民主主義&国家主権という対立軸が正しいのかもしれません……
第五話 地獄の門《ボルター・インフェルミ》への応援コメント
ニコニコにやにやしながらちょっとづつ読み進めています。マルクスちゃん可愛いですね。ゆっくりですがこのお話を追いかけていきたいと思います。執筆頑張ってください。
作者からの返信
ありがとうございます。
マルクスちゃんは話の中盤、あるいは終盤で重要な役目を果たすことになる予定です。
技術世界線の代表者なのに理系ではなく文系のマルクスを選んだのには意図がありまして……
完結まで先が長いと思いますが、ゆっくりと読んでいただければ幸いです。
第十七話 ワラキア大王国西欧州派遣軍への応援コメント
もしかしてだけど、ヘンシング要素入ってる?