ヒロインに憧れた黒剣士とヒロインすぎる白魔術師

シュガーそると

プロローグ

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プロローグ


ヒロインに憧れた黒剣士とヒロインすぎる白魔術師


プロローグ ヒロインが現る世界


それは多分、子供の頃の記憶だ。

僕は小さい頃によく森に行っていた

家に居るより外でに出て

森でよく剣士の真似をして遊んでいた。

「ていっ!やぁ!」

僕は本に出てきた剣士に憧れを持っていた

その剣士は正義の味方みたいに

かっこよくて憧れていた記憶がある。

「あー居た居た」

僕は手を止め声のする方に向いた

黒い長い髪に白い肌。

白いワンピースに麦わらの帽子。

手にはバスケットを持っていて

目はキュッとしていて、瞳は輝いていた

もはや子供ではないんじゃ?

と思えてしまうような少女。

彼女の名は蒼葉 静空

僕の友達で何故か毎回弁当持ってくる

静空はシートを引き、バスケットを置いた。

「ほら、弁当持ってきたよ少し休憩しなよ」

「いらない」

<<グゥウウウウ>>

「・・・・・・・」

「やっぱり...貰う」

僕は素直にシートの上に靴を脱ぎ、胡座をかいた。

弁当の中身を開きながら箸を差し出した。

「い・・・いただきます」

「はい、召し上がれ」

よく見たらめっちゃくちゃ手の込んだ弁当だった。

唐揚げに焼きタコウィンナーに揚げたてのエビフライに色々とあった。

「めっちゃくちゃうめぇ」

「ホント?!」

「あぁ、ってか?お前その手どうした?」

「包丁の時切っちゃたんだと思う。でも大丈夫よ消毒はしたから」

「ちょっと待ってろ」

僕は自分のカバンを開けて、薬草を取り出した

彼女の手に塗り包帯を巻いた。

「あ・・あの?」

「俺の為に作って怪我したなら僕にも非がある」

「それでも!」

「たまには甘えろよ。そうしないと僕が君に申し訳ないしさ」

「・・・・・わかったよ」

「よし」

そして、そのまま僕たちは夕方まで話していた

そろそろ暗くなりそうだな、

僕は静空と帰る支度し帰り道の途中

「あっ、ごめん忘れ物したから先帰って」

「わかった」

僕は森に急いで戻り忘れ物を探していた。

「僕の武器どこだっけ?」

武器といっても木刀だけど、まぁ振りやすいし嫌いではなかった。

いつかは本物が振れるくらい強くならなきゃ

《がるるるうるるるぅぅう》

「だ・・・誰!?」

ガサガサと草むらから、目がギラリと光っていて

牙が剣より鋭くてそして紅い血が牙についている。

って…ことはソードライオ?!

この森で唯一危険と言われてる魔獣・・・

噛まれたら即死する!

ソードライオは僕のほうに向いた

「っ!?」

気づかれた‼

僕は直ぐに逃げた、森のあらゆる場所を抜けた

「ここまで来れば・・・?!」


バギッ

追いつかれた!僕は枝につまずき転んだ

殺される・・・・・・!!!

その刹那、黒いロッドがソードライオの牙を切断した

白いローブに白い髪、顔は・・女性そのものだった。

ソードライオは牙を切断されたせいか逃げていた。

「怪我はない?」

「はい、大丈夫です。」

白いローブの人は手を差し出し

立てる?と聞いて僕はその手を掴み立ち上がった。

「私は通りすがりの魔道士さ、まぁ見習いだけどね」

「僕は剣士見習いだけど強くなりたいのさ」

お互いフッと笑った、何故か馬が合うと思った。

「私の名は×××××」

「僕の名前は白咲 神奈」

僕はペンダンドを付けられて姿が消え、僕は気を失った。

そして俺の物語が始まった

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