僕が悪魔になった日

@koo

第1話 過去の自分

やめてくれ、助けてくれ、若い男が泣きながら言った

男の顔は血だらけ、体は右足と右手から血が出ている、刺されている。

もう一人、ナイフを持った男がそこにいた。

もう遅せーよ。

ナイフを持った男が今回の主人公

ミツル。

なぜこんな事になったかと云うと、まず過去に戻らなくてはならない。

それは僕が小学5年の頃、いじめに遭ってしまった。

クラス全員から無視され、体育の時間、音楽の時間、掃除の時間までも、クラスで存在しない形になっていた。最初は仮病を使い1日、2日、3日、

一週間になり、一ヶ月、休むことが多くなり、勉強もついて行けず、登校拒否になった。一年から四年までは、何事もなく友達もいて、勉強も出来た

テストでは100点も何回も出したこともある。

5年生では段々赤点を取るようになり、テストも分からないので、白紙で出すようになった。5年の半ばで、登校拒否になったので、出席足りなくて小学校卒業出来なかったが、校長先生がみんなと卒業できないのは可愛そうだと、特別に卒業させてもらった。中学生になったが、入学式に出ただけで、卒業式まで一回も登校してない。小学生から登校拒否になったので算数は掛け算はなんとか覚えたが、

割り算と簡単な漢字も出来ない、5年間本当に地獄だった。

親になんで行かないんだと言われ、理由話すといじめられるほうが悪いと言われた

中学も担任から自分が弱いから、いじめられる方に問題あると言われ、殴られたこともある、今で言う体罰である。

卒業してからはもちろん高校に行けず、働き始めたが、友達のお肉屋さんでバイトしたが、そこの婆さんが、店のレジでそんな簡単な計算できないのかと嫌味言われて、1年で辞めてしまった。次に内職を母がやってたのでそこの会社に紹介で入ったが、社長が嫌な性格で、みんなを集めてわざと人が気にすることを言う。

太ってる人には歩くより転がってきたほうが早いとか、俺は計算出来ないから、

何÷何はいくつ?とかみんながいる前で恥をかかされた。

でもこの会社が一番長く続いた9年だ。

その後は続かず1年、半年、3ヶ月、10日、5日

何をやってもうまくいかない。

その間一人暮らしもしていた。

実家には自分の部屋がなく、炊事、洗濯、家事は嫌いではなかったので。

でもこれが悪魔になる手前だった。。。。

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