幸せの見つけ方

「ただいま」


家に帰ってきて誰もがするであろう挨拶


挨拶は返してくれてもいいだろうに


それさえ反応せずに自分のやっていることに取り組む



やっぱり僕の親と血は繋がってるから大して変わりはなかったな



残念



まぁ、もうなれたし


じゃあ、僕が学校から帰ってきてそれからの生活の様子を紹介するよ


僕はまず自分の部屋に行って本を読む




根暗と思ってもらっても構わないが本だけが僕の友だちで心を休ませてくれる至福の時間というやつだった




最近はアルベール・カミュという作家の本を読んでいて熱中し過ぎてご飯の時間も食べないで読んでいたことがある



外国人の方の執筆した本は好きだ


僕達日本人にはない思考をもってる




そう思うとわくわくしてくるんだ




なんかね本は思考力とか創造力も養ってくれるから一石二鳥だしね



それで、本を読んだ後は必ずご飯の時間になってるから下へ行く



するとテーブルには大学生の義理の兄二人と中学生の弟一人と父と母が集まってくる


男系家族かな



そして皆わいわいしながらご飯を食べる


僕一人を除いて



まぁね、そりゃ「ただいま」とかって挨拶してもさ返してくれないんだしさ


まともに喋ったのなんていつか分からないし



僕は本の事やそういった皮肉な事を考えながらいつもご飯を食べる



まぁ普通に寂しい


僕だって年頃の男子なんだからな



その後は風呂に入って、課題やって1日を終える



中々平凡という言葉が似合うだろ?













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