2016/7/6(水)クレオパトラ

帰宅時、ガリガリ君(←スティックアイス)を買うべく、会社の近くのコンビニへ寄った。


店内には、キレいな女性がいた。

年齢は30才くらいだろう。

美人な顔にも驚いたが、彼女の身長は、173㌢の私よりも高かった(ノ゚ο゚)ノ オォォ

背中に黒いロングの髪がさりげなく束ね、痩せ身の体をベージュのワンピースで着飾っていた。

ブランド物と思われる黒いトートバッグを肩から掛けていた。

ひょっとしたらモデルさんかもしれない、などと思いながら、アイスコーナーへ向かう。


私は毎日ガリガリ君を食べている。

ここ最近は、昼食時と帰宅時に1日2本食べている。

しかし今年は、まだ当たりを引いていない。

インターネットで調べると、32本に1本は当たりらしい。

今年だけで50本は食べているよ!けど当たらんぞ、赤城乳業!!

今日こそは、今日こそは、当たりを引く∠(炎_炎)ゝ

冷凍ボックスにギッシリ並べられたガリガリ君を奥の方から選ぶ。


そんな時、先の和製クレオパトラが来た。

香水を付けているようで、妖艶な大人の香りがした。

クンクンしちゃったよ。

しかし、私は思った。


パトラに惚れられたな。


彼女は私の後を追ってきた。

アイスコーナーには私と2人しかいない。色々と考え、私の体は目の前のガリガリ君のように固まる。

どうやって対応しようか・・・。

(((おい、ガリガリ!こういう時、どうすりゃいいんだ?)))

しかし大きな口を開けた丸刈りの彼からは、返事がない。

ガリガリ君は、当たりも、返答もくれないようだ。

・・・冷凍庫の奥に突っ込んだままの手の意識がなくなってきた。


そこで、パトラはアイス(何と!!)を手に持ってレジへ向かった。



カッチーンときたね(怒)

→美人が後から来て、ブサイクなオッサンをその気にさせた(?)から

→彼女の取ったアイスが高級なハーゲンダッツだったから

→全ての面で彼女に負けたと思ったから

 =顔・スタイル・年齢・経済力・アイス選びの速さ・などなど


逡巡する。・・・、悔しい。


意を固め、私もパートナーのガリガリ君を持って、レジの方へ視線を移す。

パトラまでの距離は10m 。そしてパトラはレジまで5m!

太ももとふくらはぎの筋肉を瞬時に硬直状態にし、一気にダッシュした。


レジの70cmくらい前で、パトラを追い抜いた。


勝った!パーフェクトな人間よりも、先にレジへ付いたよ。

なめんなよ、アラフォー親父を!完璧な外観だからって、何でも人より先にできると思ったら大間違いだ<(`^´)>



カクヨマーのみんな!

みんなは、ブサイクかい?

私はブサイクだよ!!

けども見てくれのいい奴に勝ったよ!全力を出せば、勝てないことはない!!

だから、みんなも頑張ろうね!

それから、みなさん。変態妄想野郎には注意してね<(_ _)>


あと、ガリガリ君、今日も外れました(T_T)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る