「活字の煙」

煩先生

 

愛は臓器だと

定義する学者

その本性さえ

有益な描写だ


僕の喉を裂く

文学主義な猫

違和感は馳走

韻文こそ呪い


君は君の儘に

全てを与えた

役割で強いて

壊れた後が夢


焚書の薫りが

渇望へ促せど

残る白骨から

心に洞を知る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「活字の煙」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ