「滿汐の愁傷」
煩先生
失恋を唄えば
君は人魚だね
流星が注いだ
四畳半の部屋
星座を惜しみ
季節が重なる
若い波はまだ
判らずに泣く
静寂な海底へ
月だけを招く
独り言が溢れ
熱い泡となる
夜風を拒んだ
胸に棲む貝殻
離れる影画は
空と汐の贋作
「滿汐の愁傷」 煩先生 @wazurai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます