迷路白竜 〜メイロハクリュウ〜
「なぁ、これって、本気、なのか?」
本人の意思に反しバラエティの仕事ばかりをやらされている佐川剛と夏フェス限定ユニット『ドラゴンテイナー』を組むことになった迷路白竜はスカイダイビング練習用の器具で上下に宙を浮かびながらこの器具を何度か体験している剛にそう言った。
「俺にとってはいつもの事なので」
「君はもう少し自分の意思をプロデューサーにぶつけるべきだ」
「聞いてもらえていたら今こんな事はしていないですよ」
剛の何もかもを諦めたような瞳を見た白竜はそれ以上言葉を続けることが出来なかった。
「あの、俺と組んだせいでステージにスカイダイビングで舞い降りるなんて演出をする事になってしまいすいません」
「気にするな。でも、夏フェスが終わったらプロデューサーをはっ倒す」
「やめて下さい。今の方が美味しい仕事が来るので」
嫌がっている割にプロデューサーの身の心配をする剛を目の前で見た白竜はプロデューサーの剛に対するプロデュースは互いに不満の無いものだと知った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます