ロボットの聴覚(機能)

そいや、アンドロイドは虫の音聞くことが出来るだろうかとぼんやり思ったんだった。虫の音は電話で聞こえないって話は周波数をカットしてしまうことに由来するが、帯域の効率化だったり、符号化に伴うあれこれだったりで、まぁ、意味を伝えるだけなら要らんよね、からきてる。

アンドロイド、ロボットが虫の音を聞くって事は虫の音に対応する周波数を取り、解析する機能が備わってるということ。集音器の性能も対応した物のはずだし、ローパス、ハイパスのフィルタもそうなってるはず(フィルタが無いという可能性もあるが)工業的には意図しない性能にはならない。

彼らが独自進化を遂げて『聞こえるようになる』可能性も勿論あるが、その為には価値を見いだす必要があるだろう。動物種によってもちろん可聴域は異なるだろうが、進化の結果だ。人とある為に生まれた彼らが『必要だ』と思う要因は何だろう? 低周波測定による天災の察知? 高周波測定による健康管理? であれば、『虫の音』域ではなく、該当する周波数のはず。

『個性』のための揺らぎの結果か、『創造主の気まぐれ』か。はたまた意味があったのか。

何にせよ……彼らの感覚世界は当たり前だが人とは違うのだろうと思ってみたりするわけである。

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