第47話セルビアナ国ウータイ5
「チーズも買ったし、後は海鮮だな」
「チーズはまだ固まりしかなかったですね。プロセスチーズとか欲しかったです」
残念ながらチーズの種類は1種類のみで固まりしか売ってなかった。
「まだ出来たばかりだからな。今からいろいろ開発されていくさ。ヨウジがいるんだ、大丈夫だろう」
「そうですね」
魚は市場で売ってます。この朝船から上がったばかりの魚が売られてるそうです。
「見たことない魚ですね。こんなの調理できませんよ。切り身買って帰りましょう」
「切り身でも、ここで買ってアイテムボックスに入れてたら、新鮮だよな。お、これがタコの代わりに入れてるやつだぜ」
どうやらもう茹でてくれてるようです。この店は切り身も多いし、茹でて使う魚は茹でてくれてるようです。カニに似たものや伊勢エビっぽいもの、海老に似たものもあります。伊勢エビやカニは茹で立てのうちにアイテムボックスに入れます。食べるときに出来立てが食べられそうです。
「いっぱい買いましたね。冬の食生活が潤います。冬といえば、最近寒かったのにこのあたりはまだ暖かいですね」
コートを着てきたたけど少し暑いくらいです。
「このあたりは冬が来るのはひと月くらい後になるな。少し南よりだからね」
夕飯は餃子でした。餃子のタレがないからか水餃子にしてるそうです。皮がもちもちしてて、とても美味しいです。ぜひまた食べたいですね。次からはタレも用意できるから焼き餃子も食べれそうですね。
食堂を閉めてから欲しいものを聞いていきます。
お好み焼きソース100個
たこ焼きソース100個
焼きそばソース100個
マヨネーズ100個
トマトケチャップ100個
トマトのホール缶詰50個
はちみつ20個
ラー油20個
ゴマ油30個
青のり50袋
かつお節100袋
わさび30個
辛子30個
塩コショウ30個
醤油30個
カレールウ100個
砂糖50袋
ソーメン30個
味噌50袋
後は省略です。ズラズラ続いてます。
「こんなに買うんですか?」
「次はいつ来るかわからないからな。とりあえず欲しいものを書いてみた」
「一応一個銅貨2枚と考えてます。いかがですか?」
「それほど安くしてもらっていいのか?」
「大丈夫ですよ。百均ですから.......ただ店では砂糖と塩はあまり安く売ってはダメだって、商業ギルドから言われてるんです。他の業者が困るからだそうです」
「そうだな。俺も塩はこれからもここの業者から買うつもりだ。今までの付き合いがあるからな」
倉庫に案内してもらって商品を渡していく。精算まで終わった時はだいぶ時間が経っていた。
「明日はどうするんだ?」
ヨウジさんが訪ねてきます。
「そうですね。買い出しも終わったので観光ですかね」
「することないなら市場で物を売らないか? 俺たちも明日は朝店を閉めた後は市場でたこ焼きを売る予定なんだ」
「宿屋は大丈夫なんですか?」
「宿屋は従業員に任せても大丈夫です。忙しい時間は朝と夕方ですからね」
アンジェさんが答えてくれました。どうやら商業ギルドに登録していると国が違っても市場で売れるようです。
「市場で売るの面白そうですね。売りますよ、市場で」
え?私返事してないよ。タケル~なんで勝手に返事してるのよ~。はぁ、観光は次に来たときかな。残念。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます