第42話スパゲッティーを食べよう




簡易キッチンできました。

レベルも上がって、200円の商品が買えるようになりました。



名前:倉田ナナミ/クラタナナミ

年齢:18歳

職業:学生・マジックショップナナミのオーナー

固有能力:生活魔法3・治癒魔法2・防御魔法2・ユーリアナ女神様の加護

ギフト:百均【百均の200円までの商品が買えるようになりました】

鞄:財布1

財布:16,457,600円



お風呂が白金貨100枚

簡易キッチンが白金貨8枚


この国の貨幣価値がこんな感じです。


1円:半銅貨1枚

10円:半銅貨10枚

100円:銅貨1枚

1000円:銅貨10枚、銀貨1枚

10000円:銀貨10枚、金貨1枚

100000円:金貨10枚、白金貨1枚


要するにお風呂は1000万円もしたんです。これでもだいぶ安くしてくれたんですけどね~。工事費込みでこの値段なのでお得だそうです。


財布はだいぶ減ったけど、だいぶ儲けていたからまだ1600万もあります。でももっと貯めていずれは店舗を借りるんじゃなく、買いたいですね。


今日は簡易キッチンできましたスパゲッティーを茹でました。私はナポリタンでタケルはミートソース。もちろん百均で買ったものです。茹でたスパゲッティーにかけるだけです。

でも久しぶりのスパゲッティーは嬉しいです。今日はフォークを使って食べてます。


「うーん、やっぱり美味しいな。久しぶりのスパゲッティー。スパゲッティーはやっぱりミートソースだよ」


「ナポリタンもいいですよ。次は明太子クリームにします」


タケルがいるおかげで、一人で食べなくてよくなったので食事も美味しい気がします。


「そうだ。タケルはずっと旅してたって聞いたけど、他の異世界人には出会わなかったの?」


聞きたいけど聞けなかったことを聞くことにした。


「うーん。初めは勇者様の子孫とかにあってたんだけど子孫たちはここで生まれて育ってるから俺の気持ちはわかってもらえなかったよ。旅を続けてると異世界人の噂も聞こえてくるから、その人に会いにも行ったよ」


「それで?」


「国王の妾にされてる人もいたよ。この世界では国王の妾だってなかなかなれるものじゃないけど、俺からすると可哀想な気がした。籠の中の鳥のような扱いだったよ。あれはあれで幸せなのかもしれないけどね」


「そうだよね。私は百均あったから、商売できて暮らしていけるけど、普通はこんなに上手くいかないよね」


ちょっとしんみりしてきたよ。百均あってよかったよ。しょぼいとかいってごめんなさい。


「でも、いい出会いもあったよ。大阪に住んでいたおっちゃんにあったんだ。突然この国に連れてこられたって言ってた。実は今度の定休日にその人に会いに行って欲しいんだ」


「え?」


「もちろん1日だともったいないから2日休んで、セルビアナ国のウータイっていう街に一緒に行って欲しい」


さすがタケル。無茶ぶりです。


「2日で行くの無理だよ。セルビアナ国って2日でいけないでしょ?」


「大丈夫。魔法であっという間に行けるから」


タケルは自信満々で笑っている。これは行くことになりそうですね。








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