穴で繋がった二つの世界

面白い。ディスプレイの向こうは異世界というとありそうですが、穴が開いて異世界に繋がっているというのがこの作品の味噌であり、そして作者さんもその点を要所の展開や描写に上手く組み込んでいます。
シオンとカナリの交流も、穴が開いているから実際に触れ合えるし、穴しか空いていないから出来ないこともある。この適度な不便さが嫌みのないキャラクターと合わさって続きを読みたくさせる。
世界観もかなり練られているようで、まだまだ展開が期待できそうです。おすすめ!

ただ一点だけ、導入はライトですが重めの話しもあるので苦手な方はご注意を。でもそこも見所です。