カクヨムへ思いつくままに提案してみる
彩崎わたる
提案:ランキングなくてもいいんじゃない?
「書く、読む」とは別次元で盛り上がりを見せている「カクヨム」。
「あれれー?」「あー、こっちにいっちゃったか……」
と思っている方も多いんじゃないでしょうか。
かくいう私もカクヨムには多大な期待を寄せていたユーザーの一人。
このまま書き手も読み手も離れていってしまうなんて寂しすぎる。
正直、不満や期待外れ感はあれど文句を言っているだけにはなりたくない。
ならば、どんなに非現実的なことだろうと、代替案や新たな提案をしてみよう!
そう思い立ち、まずはこちらを提案。
はい、どーん。
「ランキングって要りますか?」
これはランキングが実装されて、少ししてから思ったことです。
ランキングが実装される前はランダムで作品がピックアップされてました。
いわば面白い作品に当たるも八卦、当たらぬも八卦の運試し状態。
まだ作品数が少なかったこともあって、ジャンルによっては何度も見かける作品もありましたが、これが意外に楽しい。
そう、気分はまさに本屋さんです。
「面白い本ないかなー。お、この表紙気になる。あのキャッチコピーなんか好みかも」
ぶらぶら歩いて、気に入った本を持ってレジに並ぶ。
ランキング上位に載りたいがためにあの手この手を使って、本来の趣旨を忘れてしまっているような現状なら、いっそランキングそのものを撤廃してはどうでしょうか?
ランキングがなければ作品の中身以外で勝負しようなんて発想そのものがなくなる。
もちろん弊害もデメリットもたくさんあります。
本屋さんに並んでるのは全てがプロの作品。少なからず金銭が発生する売り物です。それをWeb小説と一緒に考えるのがそもそも間違ってる、とか。
ランキングがなければ外ればっかりで、面白い小説が全然読めないとか。
で、そこで役立つのがレビューです。
たとえば一つ気に入った小説を見つけたとします。そこにレビューをしている人はきっと同じような小説も読んでいるでしょう。好みが似ているかもしれません。
その人のアカウントから、他にレビューしている作品を探して、足跡をたどってみる。いわば口コミみたいなものです。
そしてもう一つ。
コンテスト参加作品についてですが、これは今カクヨム側がまとめてくれているようです。
コンテスト参加作品の一覧化、これは必須ですよね。
どんなに良作でも誰かの目に留まらなければ始まらないですし、コンテスト参加作品を読みたいと思ってくれる書き手にとって頭の上がらない読み手さんが不便です。
ただまあ、「小説家になろう」や「Pixiv」「小説検索エンジン」でも、ランキングがないところってないですよね。
きっとランキングが必要だからこそ、どこも用意しているのでしょう。
ならば二番煎じ三番煎じのカクヨムは、あえてランキングを取っ払ってしまうことによって、新たな道が開けるかも……しれません。という暴論。
(言いながら、ものすごいリスキー&馬鹿なことを言っているかもしれないとも思いますが……)
ただ、これは私だけなのかもしれませんが、ランキングがあるとついランキング上位の作品ばっかり見て、「ピックアップ」や「新着」を見ないんです。
そしてすごく個人的で申し訳ないのですが、なかなか好みの作品に出会えない。
そりゃそうですよね。〝探してない〟んですから。
面白い小説を自ら〝探す〟のも悪くないんじゃないかなーと。
そうして見つけた作品はランキング上位で見つけた作品より、「この作品面白いよ!」と言いたい気持ちが強くなるのではないでしょうか。
自分はこんな面白い小説を見つけた!と。
そうしていけば、自然と面白い小説はレビューが増えて、新たなに読む人の指標になるかと思います。
と、ここまでつらつら書いてみました。
……言うだけならいいよね。とか思いつつも、馬鹿じゃねーのとか来たらどうしよう……と内心ビクビクしていますが、そもそもきっとこれを読む人は数人でしょう。
なら大丈夫だよね。うん、きっと。
最後に一言。
カクヨムが書き手・読み手双方にとって今よりもっと楽しい場所になりますように。
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