第3話
@shino_kyosuke
第3話
全く不揃いの二人の格好。
結局、近くのイタリアレストランに入る事にした。
「何にする?私はイカ墨のパスタ」
「僕も一緒でいい」
「ビールにする?それともワインがいい?」
すべて女のペースで進んで行く
「ビール」
「じゃ、私も」
「サラダも注文するわね」
「一つを一緒に食べよ」
「うん」
デザートも終わりエスプレッソを飲んでいた時、急に話題を彼女が変えた。
「私、京介さん気入った」
「ホテル、行こうか」
ホテル、こんなこと女から言われた事など一度も無い。
女と二人で食事をした事さえ一度も無い。
デートをした事自体が一度も無かった。
ただ、彼女の目は見られず口を見詰めていた。
その言葉を聞くまでの彼女の口は綺麗だった。
今は厭らしく見える。
「私じゃ、いや?」
ただ首を横に振った。
「じゃ、行こう」
スクッと立ち上がる彼女を見て、俺も立ち上がった。
勘定を済ませ外に出ると、彼女が俺の左腕に腕を絡ませる。
これって腕を組むってやつ?
その俺の腕に彼女の膨らみが当たって、脚を踏み出す度に付いたり離れたりする。
急にジーンズの前が苦しくなった。
生まれて初めてがまた一つ増えた。
「ここだと・・・電車で行こうか?」
「どこか気に入っているとこある?よく行くとこ?」
「別にない」
「だったら、私が知ってるとこでいい?」
「うん、いい」
その場所は、デリヘルの女の子と何度か来ていたホテル街の一軒だった。
「どの部屋がいい?」
玄関を入ってすぐの壁に貼り付けられている、部屋の写真のパネルを見ながら彼女が聞く。
「どれでもいい」
「じゃ私が決めていい?」
5階のその部屋は真ん中に大きなベッドがドカンと居座り、その横にオレンジ色の可愛いカウチと小さなガラス張りのテーブル。
テレビと電話と冷蔵庫にレンジ、一番奥が浴室と、ありきたりな何の変哲も無い部屋。
彼女は高そうなコートを脱ぐとハンガーに掛ける。
「さあ、コートを脱いで」
俺のマウンテンを受け取りハンガーに吊るすと、彼女のコートの横にぶら下げた。
二つ並んだコートは、まるで別世界のもの同士に見えた。
二つのコートをボーと見詰める俺に彼女が言う。
「こっちに来て座って」
カウチに座る彼女に向くと、太腿の上の方まで見える綺麗な少し開いた脚、その奥も微かに見える。
そこを見ながら、俺のはいきり立っていた。
それを知られるのが恥ずかしかったが、横に座ると直ぐに口を合わされた。
レストランで厭らしく見えたあの唇。
その唇が今、俺の口を撫でている。
俺の身体は固まり、手はダラリと下に垂れていた。
その俺の右手を掴むと、彼女は自分の胸に宛がった。
何て柔らかくて大きいんだ
「胸、気に入ってくれた?」
「大きい」
「そうね。Fあるの」
自慢じゃ無いが計算だけは速く、俺は頭で即座に計算した。
Fと言うことは・・・アンダーとトップの差が、22・3センチ?
おそらくスタイルが良いので、アンダーは70と少し
と言うことは・・・何と、トップが90を越えている!!
今までこんな豊乳見たこと無い。
触ったことなど一度も無い。
俺の手が、二つの小高い山を行ったり来たりしながら揉み続ける。
彼女の柔らかい舌、俺の口の中で厭らしく動いてもいる。
さっきから勃起していた俺のが、また一段と大きくなり痛くて仕方が無かった。
俺の右手を掴む彼女の手がそこからわき腹に移動すると、ゾクッと身体が震えてしまう。
その手が胸を撫で、少しずつ下に降り腹を撫で出した。
まさか・・・
そのまさかは直ぐに来た。
「うわー、すっごい」
「ご免」
「いいのよ。女は嬉しいの・・・こんなにして貰うと」
ジーンズの上からとはいえ、俺の形に沿って動く彼女の手。
全神経が、俺の右手からそれを扱く彼女の左手に移っていた。
「出逢い」 06-またご免?
キスをしながら俺のを掴んでいた彼女の手がそこから離れた。
ファスナーが降ろされてる!!
中に入って来る彼女の手がトランクスを掴んだ。
いや、トランクス越しに俺のを掴んだ。
「やっぱり大きい。よく言われるでしょう?」
「言われた事ない」
「へー、自信持っていい。これなら」
今にも爆発しそうになっていた俺を察したのか、彼女はそこから手を離すとベルトに掛ける。
「立ってくれる?」
もうとっくに起っているのが恥ずかしかったが、俺は素直に従った。
ベルトが外されジーンズを脱がすと、彼女は立ち上がってコートのハンガーに吊るしてくれる。
パーカーを脱がすと今度はシャツで、これも綺麗に畳んでくれた。
彼女はA型に違いない。
下を見るとトランクスが凄い事になっており、それを見た彼女が微笑んだ。
「こんなになってる」
「ご免」
「またご免?これ取っていい?」
俺の返事も聞かず、前に膝間付くと上のゴムに手が掛かる。
トランクスが脱がされそれは表に出た。
「うわー、すっごい!!」
「ご免」
「もうー、ご免はもう言わない。分かった?」
「あぁ」
「私も脱ぐから」
立ち上がった彼女はグレーのミニスカートを一番に降ろすと、また綺麗に畳む。
俺の目が、黒いパンティストッキングの真ん中から離れない。
パンツも黒く見える。
薄みどりのシャツのボタンを一つずつ外していく手に、俺の目が張り付いた。
ブラは黒色、そして半分透き通っている。
俺の先から、液体が滴っているのも気が付かないでいた。
両手を腰の後ろに廻すと、パンストの上を掴み降ろして行く。
片脚を上げ引き抜き、もう片方も脱いだ。
ブラと揃いのパンツはやはり透けていて毛が見える。
「何て厭らしいんだ」
こんなこと、俺の口から出るとは思わなかった。
「そんなに厭らしい?」
「いいえ・・・綺麗です」
「いいのよ。厭らしいと言われる方が嬉しい」
「ほんと?」
「ええ、私はその方がよっぽど好き」
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