坂神慶蔵様より頂いたレビューの部分的引用

かつてのツンデレブーム当時から、「ツンとデレの比率」に関する問題は、各所で散々議論されてきました。

そして、この作品の中で語られている見解には、たしかに一定の説得力があると思います。


しかしながら、これはあくまで個人的な意見ですが、


そもそも「ツンデレという属性は、その言動や内面の機微から観測者の判断によって(ある意味では恣意的に)、当該キャラクターに見出される特徴である」


という部分を否定することはできず、またそれゆえに


「厳密にはツンとデレの塩梅を数値化したり、その都度の反応をメソッド化することも不可能である」


と考えております。


極言すると、なぜツンデレがテンプレ的に扱われ、一時期愛好家から「量産型」と評されてしまうようなビミョーな「自称・ツンデレキャラ」が氾濫してしまったか?という問題を顧みてみるに、


私は結局「数値化/定義化」という行為自体がかえってそれを助長してしまったように思えてならないわけであります。



なので、可能ならば今後は


「ここに記された内容を踏まえた上で、実際のツンデレの多様性は、数値化されたツンとデレの比率とか、あるイベントや人物に対する論理的な反応には必ずしも留まらない」


という点を、一歩進んで上級者向けに展開して頂きたく期待します

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