女装【勇者】の邪竜退治

あきらつかさ

#1 それを盗ったために

勇者の証


 数日前から今までのことを順を追って思い出しているのか視線を天井に向けて、まだ子供の面影を残した少年でしかないはずのアルディは小さな溜息をこぼしていた。

 アルディは、下帯だけを身につけた裸――栄養の行き通っていない痩せた身体を晒していた。

 どうしてこうなった――嘲りの薄笑いを浮かべた悪戯好きの小妖精どもがそう唄いながら視界の周りをぐるぐると回っているのが見えるかのように空中を目で追って、アルディはもう一度細長い息を吐く。

 彼の全身を手入れしていた女性が一度その顔を見て、ふんと鼻を鳴らす。

 生まれてこのかた風呂になど入ったことのなかったアルディが湯と蒸気で満たされた大浴場に放り込まれ、他人の手も借りて十数年の垢と埃を刮ぎ落とされ、放題に伸びた茶寄りの赤髪も丁寧に洗われ、肉の薄い体には甘い香りが漂う香油を擦り込まれていた。

 まだ大人になっていない体だった。徹底的に洗われ、水分を拭われたのち、股間は淡い桜色の下帯にぎゅっと締められて抑えこまれ、男子である証が存在しないもののような扱いになっている。下帯は絹らしい柔らかな肌触りで、ちょうど下腹部の真ん中になる部分には控えめな宝石が飾られていた。

 今はアルディは、浴室のすぐ隣にある部屋で座らされている。そこは様々な衣服が用意され、大きな鏡と化粧台まで設置された女性用の衣装室だった。

 黙って座っていると、性徴の兆しがまだまだの少女のようでもある。

「あ、あの……」

 おずおずとアルディはその女性を、はしばみ色の瞳で見上げる。体に施したのとはまた違う艶出し油を手に彼の長く伸びた髪を揉んでいた銀髪の女性は、冷ややかともとれる声を返す。

「なにか?」

 彼女の髪は前髪の一房だけが黒く、長いのであろう銀髪は後頭部に巻き上げて留めていた。湯浴み用なのだろう薄めの布一枚がぴったりと、彼女の身体をなぞっていて、その曲線を視界いっぱいに映した少年は頬を染めていた。

「ちょっと……その、痛いんですけど」

 アルディは股間を示して訴える。が、彼女は髪を梳く手を止めない。

「その内慣れるでしょうから、我慢しなさい。ばれたら国外追放どころでは済まない、と言ったでしょう」

「だけどさ……」

「今までのあなたの罪状全てを法の下に照らし、裁きを下してもいいのよ」

「じゃあ、そうしてくれよ。なんでこそ泥のガキにこんなこと――」

 彼女がアルディの後頭部を小突いて、言葉を遮る。

「止むに止まれぬ事情があるからに決まっているでしょう。そうでなければ――」

 そこまで言って、彼女は素早く周囲を見回す。

「いい? 出たらあなたは必要なこと以外喋らないこと」

 小声で、言い聞かせるような口調で彼女は強く言う。

 彼女の手はアルディの髪を丁寧に結い上げはじめた。

 アルディはされるがまま、鼻腔をくすぐる匂いに鼻をひくひくとさせる。

「あのさ、こういうのって侍女っての? そういう人の仕事じゃないの?」

 彼女はまた、アルディを小突く。

「あなたはばらしたいの? あの女たちにあなたの世話を任せたら、今夜中にこの町の隅々にまで知れ渡ってしまうわよ」

 アルディはむっ、と口を尖らせる。

「それなら――」

「同じ問答を繰り返させないで」

 抑えた声でそれを締めて、彼女は口調を変えた。

「さあ、こちらを向いてください――【勇者】さま。

 簡単にお化粧いたしましょう」

 言葉とは裏腹に、力ずくでアルディを振り向かせた彼女の手には、今度は細い剃刀があった。

 頬を引きつらせたアルディの頭に片手を乗せた彼女は、銀青の瞳と厚めの唇に薄い微笑みを見せる。

 アルディは観念したのか、もう一度どうしてこういうことになったかを思い出そうとしたのか、強めに目を閉じた。



 ことの始まりは、半日ほど遡る。


 ここ、カルコスは大陸中央やや南西の、山あいの小国である。

 その王都ラテルはさすがに街、と云える程度の規模ではあるが、領内にはほかにいくつか、街道沿いの宿場町や小さな村があるばかりだ。

 アルディは、物心ついた時にはラテルの貧民区にいた。

 身寄りは、すでになかった。この区画では珍しいことでもない。

 場末の酒場の残り飯や市場の破棄物で栄養を繋ぎ、何とか細々と生きながらえてきたアルディは、自分が生まれて何年になるのか、正確には知らないでいる。

 読み書きなども、もちろんできない。

 それでも育ってゆく中、アルディは次第に手技を身につけていった。

 ぎゅうぎゅうと密集し、押し込められた区画からアルディは市場や人通りの多いところへ飛び出し、「仕事」をしてはねぐらに戻るようになっていた。

 店の商品には手を出さない――何度か挑み、その度に店主に見つかってこっぴどく叱られ、殴られていた。云ってしまえばそのくらいの腕前でしかない。

 そうやって命を得続け、時と日と年の数え方を覚えてからおおむね十年、アルディは貧民区ではそう目立つほどではない悪餓鬼の一人だった。

 ――その日、アルディはいつもと変わらず「仕事」にと街に繰り出していた。

 一人である。

 アルディは、同じ区画で生きている同年代の子らと隊を成したり、あるいは弟分や妹分を引き連れたりすることはなかった。

 連帯意識はある。「仕事」の収入が良かったり、多めに食糧を得ることができたときは分配もしているし、自分より年下――に見えるだけで、正確な年齢は生まれた時から見ているのでもなければ判らないが――の子を守って大人と戦うこともある。

 しかし、アルディは「仕事」に関しては徒党を組まずに一人でこなしていた。

 アルディがこの時目を付けたのは、一人の女性だった。

 昼過ぎになっていた。

 少し年上くらいだろうか。アルディよりやや背は高く、紅の艶を角度によっては見せる茶気味の長い髪を丁寧に括っていた。

 背に張り付けるようにして背負っている荷物袋と、右腰に大きめのポーチとナイフ。腰には二本のベルトが巻かれていて、ポーチの反対側には柄の長い剣を帯びている。

 上衣の胸と背を金属板が覆い、頭には額周りを守る幅広の鉢巻きのような兜を装けている。膝上までのスカートにも部分的にプレートが配されているが、重々しく無骨なシルエットにはなっていない。

 見るからに旅装で、一人のようだった。

 彼女は近くの露天で買ってきたらしい、揚げ芋と肉の串を手にしていた。石で舗装された中央通りの端、排水用の細溝との仕切のために一段高くなっている縁に腰を下ろす。

 片手で器用に背負っていた荷物を外して傍らに置いて、串の肉を一口。腰のポーチも外して荷物袋の上に乗せた。

 長旅だったのか荷物が堪えたのか、ふう、と息をついて肩を揉む。

 アルディは通り沿いに等間隔で植えられている灌木の陰に身を潜め、彼女の様子を窺っていた。何年経っているのかも判らない着の身着のまま、伸び放題の髪は適当にまとめて縛り、いかにも抜け目のない目つきでその旅姿の女性の一挙一動――実際の姿ではなく、影の動きを追う。

 彼女はまだ湯気を上げている串を冷まそうと息を吹きかけ、神経を集中させている様子だった。

 影で映る頭は荷物への注意が明らかに外れ、手の軽食か通りの向こうを見ていた。

 それでも慎重に、アルディは彼女の背後から接近する。

 彼女が天を仰いで、人心地ついたのかまた大きめの息を漏らした――その時だった。

 アルディの手が彼女の荷物を上にあったポーチごと掴み、次の瞬間には荷物は茂みの奥に消えていた。

 彼女の反応を確かめることもなくアルディはそのまま踵を返し、中央通りに背を向けて全力で走った。

 建物の間をすり抜けて路地から路地を渡り、メインストリートとは違って舗装されていない通りを横切り、足を止めることなく駆けてゆく。

 一本の広めの街路を過ぎた途端に周囲の様相ががらりと変わった。

 その通りが境界線になっている格好で、過密の度合いや染み付いた臭いが別世界と云えるほどに違っている。

 貧民区である。

 アルディは自分のテリトリーに入ってようやく足を止め、切れ切れに荒くなった息を整えようと膝に手をつく。

 誰かが追ってくる様子はない。

 滲み出た汗を拭いながら本日の仕事の成功を確信してにっと笑い、荷袋を背負い、ポーチを手にして、アルディは落ち着いた足取りで歩き始めた。

 貧民区は街の南東――外側に向かうにつれてその混沌とした色合いは濃さを増してゆく。その中に比較的しっかりと造られた建物が、それでも様々な物に埋もれているのか支えられているようにしてその存在をひっそりと主張していた。

 その歪んだ扉を、アルディは躊躇いなくこじ開ける。

 中は、外と変わりのないくらい、物で溢れていた。足の踏み場を探しながらでないと一歩動くこともままならないほどの、ごみにしか見えないようなものから大型の棚や果ては武具の類まで、様々なものが分類も整頓もされずにただ積まれている。

 慣れた足取りで跳ねるように奥へと進み、アルディは入り口から見えているが到達するのにこつを要するカウンターに飛びついた。

 その上に「仕事」で得た荷袋とポーチをどさりと置いたところで、カウンターの奥に座っていた髭面の男が顔を上げて、ぼそりと低い声で呟くように言う。

「――くそ鼠ラータか」

「その呼び方はやめろって何度も言ってるだろ、オッサン。おれにはアルディって名前があるんだ」

 店主らしいその男はすぐに、アルディの持ち込んだものに注目を割いていた。

「こそこそと下らんことしかしていない内は、鼠と変わらん」

 男が荷袋を開けて中身をひとつづつ出してゆく。

 長期保存の効く携帯食料が三個、漏水を防ぐ処理のされた小振りの水筒が三本、三個の小箱、束ねられたロープ、両端にそれぞれ布と針金が巻かれた短めの金属棒、小さく畳まれた麻袋、方位磁針、手鏡、衣類が数点と毛布――それが、背負い袋の中身だった。

 続けて、ポーチの中もカウンターに広げる。

 こちらからは、ぶつかり合って欠けたり音の鳴ったりしないようにか、それぞれ布にぎゅっとくるまれた十数枚ずつの金貨と銀貨と銅貨と五個の宝石、それに通行証らしい手形と、何か紋章の彫られた掌大の金属板が出てきた。

 アルディが目を大きくしていた。

 予想をはるかに上回る「収穫」だった。

「女物じゃねぇか」

 男が言う通り、服は女性用のもので、下着まで入っていた。

「ん、ああ――そう、なんだ」

 アルディは言い淀む。「盗んだ」とは言わない。

 目線を泳がせたアルディが、小箱を取って開ける。

 一個目は更に密閉された中に、塩や胡椒などが分けて入れられていた。

 二個目には細かな木くずと火打ち石、それに太い蝋燭がやはりそれぞれ仕切られて収められていた。

 最後のものには、塩よりも細かな粉や紅などが、きっちりと整理されていた。

「化粧品か。お前にそういう趣味があったとはな」

「ち、違うよっ」

「商売道具か」

 にこりともせずに男は言う。

「お前を買う物好きなんているのか」

「やめてくれよ、気持ち悪ぃ」

 男は淡々と、物品の鑑定を進めていた。水筒をそれぞれ開けて中身を確かめる。

 アルディの興味の湧いた目が水筒を目で追っていた。

「飲用水と、何かの薬と――聖水だな」

「聖水?」

「神聖教会の人気商品だろ」

 皮肉たっぷりに男は言う。

「しかしこれは、ずいぶんまとまった旅装じゃねぇか。長旅でもするのか?」

「するんだったら売りに来ねぇだろ。いいから早く買い取ってくれよ」

 やや苛ついてきたような焦りを滲ませた口調の、アルディの言葉の矛を軽くいなす男は銀貨を少年に押しやり、金貨と銅貨は己の手許に寄せる。

「お、おいオッサン」

「今までのツケもまとめて鑑定料と手数料だ。で、まずは宝石の分だな」

 と、その中から金貨を五枚抜き取ってアルディに渡す。

「これだけ!?」

「こういうのは処分に困ることが多いんだよ。引き取ってやるだけでも有難く思え」

 それから、他の荷物の分、と金貨をもう一枚アルディに向けて滑らせる。

「手形と、そのよくわからん紋章は引き取れん。持って帰れ」

 それで話は終わり、と言わんばかりの態度だった。

 アルディは食い下がろうとするが、男は出していた品々を荷物袋に戻す作業で、少年の訴えを無視し続ける。

 それでもぶつぶつと文句を言い続けるアルディに、男はポーチを投げてよこした。

「そいつはくれてやるからもう帰れ」

 全身で不満を現しながらも、アルディは金と返されたものをポーチに詰め、カウンターから離れた。

「足下見やがって。呪われちまえっ」

「こましゃくれた事を言う前に感謝しやがれ、くそ餓鬼が」

 男は出口近くまで移動していたアルディに手で退出を促すが、言葉ほどに厳しい表情はしていなかった。

 アルディも、男とのやりとりには慣れたもののようなにやりとした笑みを浮かべて、歪んだ扉をぎしりと開けてその店――故買屋を出たのだった。


  ▲▽▲▽▲▽


 不満を残しているとはいえ、けっこうな額の現金を手にしたアルディは口許を綻ばせながらポーチをしっかりと抱えて、貧民区からそれほど離れてはいない食堂に入った。

 中途半端な時間ということもあってか、客はいなかった。

 店に入ってきたアルディを一瞥した主人が忌々しげに言う。

「何しに来た、子鼠ラータ。残り物なら裏口から来い」

「残飯じゃねぇ、食事に決まってんだろ。それと、おれはラータなんて名じゃない」

 文句を言いながら、アルディは勝手に空いていたテーブルにつく。

「いいからじゃんじゃん持ってきてくれよ。肉がいいな」

 主人はそれでもなおアルディを訝しげな目で見ていた。

「お前のどこにそんな金があるんだ。昨日の残り物やるから裏に回れ」

 アルディはむっ、口を尖らせてポーチを開けた。

「金ならあるよ、ほらっ!」

 がしゃりと金貨混じりの銀貨をテーブルに広げる。

 主人が目を見開いた。

「なっ、だからマトモな食事出してくれよ」

 そう言うアルディに近寄って、しかし主人は首根っこを掴んで椅子から引き上げた。

「どこでこれだけの金を手に入れてきたんだ」

「そっ……そんなのいいだろ」

「昨日向こうの店の残りを漁ってたな」

 アルディは言葉に詰まる。

「盗んで売ったか、それとも財布でも掏摸ったか、えッ」

 反論のできないアルディを机から引きはがし、ズボンを後ろから持ってアルディをやや浮かせた状態にした主人はさらに声を荒げる。

「警邏に突き出してやるッ」

「えっ、ちょっ、待てよオッサン! 盗んだとか決めつけんなよ!」

 アルディは腕を伸ばして、テーブルの金をかき集めてポーチに戻す。

「じゃあどうやって一晩でこれだけ稼いだか言ってみろ」

 言い返せずに黙ってしまうアルディに主人は「それみたことか」と勝ち誇ったように言って、強引に引っ立てた。

 店を出て、少年の抵抗を無視して、最も近い警邏けいら隊詰め所までそのまま連れて行く。

 アルディはじたばたと暴れるが、不安定な状態では力も入らず、主人の拘束から逃れることは叶わない。

 食堂の主人は詰め所にいた警邏兵に「貧民区の悪ガキですわ」と引き渡して、いかにも清々したと云った表情で去っていった。

 残されたアルディは屈強な警邏兵に椅子に座らされた。

「何したんだ、え?」

 警邏兵はアルディの頭を押さえつけ、高圧的な口調で迫る。

「何もしてねぇよ」

 頬を膨らませたアルディからポーチを奪った警邏兵は、その中身を机に残らず出してゆく。

「何もしてなくて連れてこられるわけがないだろう」

 更に強い口調を続けようとしたその男は、貨幣に混じって出てきた物を見て手と口を止めた。

 男が静かに、それを机に置く。

 紋章の入った金属板だった。

「な――なんだよ」

「お前……はお前のものか?」

「だったら何だってんだよ」

 アルディは憮然とした表情で男を見上げる。その物怖じしない眼差しにどこか気圧されたように、警邏兵は「ちょっと待ってろ」とアルディを座らせたままポーチと紋章を手に奥へと入った。

 アルディが机に散らばっていた銀貨を集め、腰を浮かせたところで警邏兵が戻ってきて、咄嗟にアルディは座り直してしまう。

 奥の方ではばたばたと、人が慌ただしく動く音がしていた。

「なっ――何だよ」

 無言で見張るように、すぐに手の届く間合いで腕を組んで立つ男にアルディは不機嫌な声をかけるが、男は反応せずにただ立っている。

 会話のない時間がしばらく過ぎたのち――詰め所のその部屋に、警邏兵らしい男がもう一人と、くるぶしまで覆う長いローブ姿の女性が現れた。

 先程、アルディに荷物を盗まれたのとは違う女性だった。

 警邏兵たちは件の金属板を女性に渡す。

 その女性は鈍めの長い銀髪に、前髪の一房だけが黒い艶を成していた。下半分に縁のある眼鏡の奥の瞳も髪と似た薄色で、化粧気の薄い顔と結んだ唇も相まって冷たい印象を与えている。

 ローブで身体のラインははっきりとは判らないが、けっこうな起伏があるようだ。

 彼女は紋章を子細に調べつつ、アルディを覗き込む。

 その全てを見透かすような目つきに、アルディはごくりと喉を鳴らす。

 兵たちからは見えない位置で彼女の眉がひそめられ、口許が綻ぶ。それは微笑みというより嘲笑に近い雰囲気で、瞳にもアルディに対して蔑むような色が浮かんでいた。

 厚めの唇がかすかに動くが、声にはならない。

 何か素早く計算を巡らせているように、彼女が数秒目を閉じる。

 わずかに、溜息とも策謀ともとれる息を吐いてから、彼女はすっと腰を落とした。

 紋章をアルディに渡し、うやうやしい声で静かに言う。

「この小国に来られているという噂はありましたが、やはり――お疲れさまでございます。【勇者】さま」

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