第4幕予告

予告編3 presented by 海棠


 第4幕 祝歌キャロル


 〜〜♪〜〜(流れるワルツ)

 立花のいない城内。

 まだ和やかな雰囲気の中、だらけきった海棠。


「おいおい」

「なんだよ?」

「お前桐生様の所行ってこい」

「なんで?」

「いいからお手紙を貰いたくないなら行くんじゃ」

 舌打をする海棠。



 現れる高貴なる可愛さロイヤルキューティー

わたくしが結婚ですか? 別に構いません」



 暗躍する影。

「立花様を本物の王子様にしましょう!」


 しかし、見つからない立花。

「えっ? 出かけてんの? 謹慎なのに?」



「期限は俺の戴冠式までだから」

 迫り来るタイムリミット。



「ヤべ、マジヤッベ」

 海棠は桐生の無茶振りに応えられるのか?

 

 ——Coming soon.——




爺「あれ? なんか勝手に始まっとる」


海棠「どうも皆さん。海棠です。次幕の予告に来ました。

 え〜最初にお断りを、立花の結婚式は海棠編の後です!」


(一同ブーイング)


海棠「いや、気持ちは分かりますよ。でもほら、思い出して下さい。一応この話の趣旨的なものを」


爺「なんじゃろ?」


氷の秘書官「立花様で遊ぶ話ですよね?」


(一同頷く)


海棠「え〜鬱金様まで頷いてるし……。

 あ〜それが、趣旨だとしてもですよ? 建て前みたいなのがあったでしょ?」


爺「すまん。全く思いつかん」


海棠「おお、そっスカ。分かりました。

 この話は桐生っていうウチの上司を王様に擁立したい〜って感じなんですね? それで、このまま結婚式でもいいんですが、一応桐生様を王様にしてから、立花の結婚式をして、前編を締めようと、そう言う事です」


爺「まだ前編……」


海棠「まあ、ね。後編が同じボリュームにはならないとは思います。

 そこで、皆さんにお願いがあります! 予告編でなんとなく嫌な予感がしてる方もいるとは思うのですが、え〜この4幕、立花も棗さんもほとんど出てきません!!」


尾花「正気なの?」


海棠「いや……だって、時期的に無理だし。もしここに立花出てたら棗さんと結婚してないですからね?」


尾花「別にいいんじゃない? 立花王子様計画? アリだと思う」


海棠「え〜なんか酷ぇ……」


ニノ方「そうねぇ。あの方はとっても可愛いから立花ちゃんとはお似合いよ?」


鬱金「逆玉ですね」


蓬郷ほうごう「……」


氷の秘書官「にやり」


海棠「にやりじゃね〜よ! お前もコッチ側だろ!」


爺「そうなんか?」


氷の秘書官「まあ……。でも立花様がいない所に出ても……」


海棠「あーあーなんかすいませんでした! とりあえず立花が居ないけど良かったらお付き合い下さい!」


一同「よろしくお願いしま〜す」


 Coming soon.

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