第216話 祖国への帰還【儀式までの慣れ・・・】

 ハクは、自分が起きている現状を何とか眠っているうちに学んでいたのだった。


 朝起きる度に体力がごっそり持ってかれるが、持ってかれた物によりけりいつもより全体のステータスの改善までされている。


 そんな日私は、夜から朝方にかけてこんなにも体力が落ちる原因を調べる事にする為に、日中の休みを全部睡眠にあてたのだった。


 夜いつもの様に、おやすみのキスをしてもらいそのままお布団の中へと横になる。


 似た風景だったのは、事実この国にきて学んだともいえる物が多かった。


 夜中に横で寝ているヒメさんが、僕の視覚からふっと消える――


 私は、暗い中目で追って探していると?


 急に股間の部分が冷たい物で摑まえる感じがする。何か冷たい物で、縛られた感じのままゆっくりと下着が脱がされる。


 多分今の状況は、私のペニスがむき出しになっているのだろうと思いながら少し様子を見る事になる。


 いつもは、深い眠りについている為なのか一切そんな事感じていなかったが、実際に寝たふりをしてみると全身に力がみなぎるのと近いのが、自分のペニスから感じられる。


 すると、ペニスに何故か温かくてヌルヌルした感じの物に包み込まれる。


 ついつい声が漏れてしまう……「うっ…」とその時ペニスから何か熱い物が出た感じがする。


 出た物をゆっくりと生暖かい物が吸い上げる様に、飲み込む音が聞こえてくる。


 「ごくり……」


 今の現状に、ついてこれなかったのがそもそも間違えだった。それでも気づいて良かったと…前回は、巻き込まれた側の者と言う事です。


 ゆっくりとライトの魔法で下半身を照らすと?


 僕のペニスを銜えたヒメさんがいる。そして、目が合うとお互い悲鳴を上げてしまった。


 何故そもそもこんな事が起きてしまっているのかを始めて知ると? 納得する事が色々あったりする。


 要は、力の暴走は、血筋による物で、お父様の眠る力を一部受け継いでしまった事により今の現状が起きていると言える。そもそも何故ヒメさんが僕のペニスを銜えていたかと言うと精液にその悪魔の様な液体が含まれており、それを飲むことで魔の素が少しずつ薄れていくと言う事が解る。確かに最近何かあっても前ほど怒る事が無くなったのは事実なのだが、私は、見た目が幼女の上に父母との友人である上に、実際はかなりの年上である事も本人から過ごし始めて際に気づいていましたと嫌味なく言って来る。


 それで日中に疲れさせて、眠ってる所に精子から悪い素を取ると言う作業みたいな物をしているのだった。


 そして、今回起きて居た事で真実を知ってしまうが、ヒメさんは、特に気にしていなかった……むしろ目が覚めているなら今度は、本格的な儀式を行えそうねと凄く美しい笑みを浮かべる顔が見える。ついつい見とれているうちに、また私のペニスから精子が出ていく瞬間が解る。つねにマイペースに、しゃぶっているヒメさんだった。後々ヒメさんから私の事は、ヒメちゃんと呼ぶように言われて、私が居る前の場合は、自分の事を僕と言いなさいと違う教育を受ける。これにより本格的な儀式が始まるのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る