第101話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【外で召喚魔法にてイベント②:前編】
「今回の召喚は、特殊じゃぞ?」
ダイトカイトお爺ちゃんがいつもより真剣にはなしをしている。
「なんたって、天使族の長に近い八枚の羽根の持ち主だ!」
「『魔術書堕天使ルシファー召喚』は、歴代いままでまだ見つかっていないしろものだからな?」
「マリアちゃんの幸運がかなりのレアをこの歴史(儂が生きてる時に)出してくれるとは、嬉しくてしかたない!」
召喚魔法に必要な物は、全て揃っているのと清らかな乙女達ならば二人もいるわけだから問題ない」
「ウィンちゃんは、金髪美少女で、マリアちゃんは、白銀美少女だし問題ないじゃろう」
「ただ、召喚して、負けてしまうとウィンちゃんとマリアちゃんは、連れてかれてしまう――」
「ま、実際連れてかれて如何わしい事でもしたら堕天使になるだろうけど?」
「間違いなく美女姉妹は、首輪をつけられて、奴隷として、養われるだろう……」
「そんな事は、させない為にも作戦をたてて決めないとな?」
「そもそも『魔術書堕天使ルシファー召喚』は、さっきも言ったが、一度も出ていない代物だ!」
「どこかのダンジョンの敵に堕天使なら居るが、こっちの方がレアで、かなり良いスキルを持っているはずだ」
「落とされた物が憎しみで出来た魔法と清らかな心でいる本物のスキルは、闇に対して光だから強さが大幅に違う――」
「堕天使になったルシファーは、色々と伝説があるが、天使のルシファーに関しては、奇術があまりないのが現状実際に居たのかも本でしぐされている」
「知合いに天使がいるのじゃがそいつもまだあった事が無いといっとたから伝説なのか本当なのかは、謎じゃな?」
「だがしかし、『魔術書堕天使ルシファー召喚』がある以上は、居ると言う事これで知合いにも自慢が出来るの~」
ダイトカイトお爺ちゃんは、とてもご機嫌だった。
「そう言えば、マリアちゃんの召喚一人居ないのが気になるのジャンが?」
「え、解るんですか?」
「僕の召喚魔法の召喚出来る種類とかも?」
「見えるが正しいかな?」
「これでも長く生きとるからそれなりのスキルやレアや激レアもあるくらいだからのう――」
「ウィンちゃんとマリアちゃんのスキルは、分類するとレアになるし、クラスなら『S』クラスの称号が貰えるだろうが、きっとステータス偽装するじゃろう」
「お爺ちゃんには、バレバレなんですね!」
「だって、儂ら一族全員偽装しておるからのう……」
「フォルト家は、偉大であって、冒険者に登録した時点でお偉いさんがわんさか集まるからメンドイなら偽、装して、と言う考えに至った訳だが、お主らのお母さんもかなり偽造しとるぞスキル」
「ちなみに、もしかしたらなのじゃが、うちらの奥さんとお主らの奥さんの知合いで戦ったら勝てるか微妙な所じゃしな――」
「お母様達の知合いにしろお母様にしろ強いて事なのお爺ちゃん?」
「歴代の最高パーティーの称号があるくらいだしの~」
「お主らの父親であるユウトウカシュ・フォルトがやっと結婚出来た相手だったと言われるくらいにな?」
「ちなみに、ユウトも元パーティーメンバーだったらしいが、力の差が凄まじく狩りするのが大変だったらしいと聞く――」
「お母様の知合いか……」一度あってみたいかもと内心思ってしまう。
「マリア今回私も手伝うらしいけど何すればいいの?」
「お姉様には、レアなスキルがあるので、召喚と同時にお姉様の力になるはずです」
「そんな訳で一度ドッペルゲンガーを呼び戻します」
「え、放し飼いにしてたのてドッペルゲンガーだったのか!」
「あれ、お爺ちゃんはてっきり知っているのかと思ってました」
「奴は、スキルが無い状態からのスタートと言う感じか?」
「いくつかスクロール渡して、スキル覚えてますよ確か――」
「そうだ、強化したと言ってもいいと思います」
「そして、裏庭にて、狩りをしているはずです」
「最近暗殺と気配消しを覚えたと喜んでいました――」
「召喚した者は、召喚者と繋がる事が出来るので、状況などは直ぐにばれます」
「なので、変な言いがかりをつけてくるやからがいれば録画されて、のちのち復讐に、召喚刺て向かわせます」
「じゃ~ そろそろ準備も出来てきたし、外に出て儀式にはいるとするかのう~」
お爺ちゃん達とお姉様と僕は、気合を入れて玄関に向かうのであった。
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