第86話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【書庫探検4】

 僕は、目を覚ました――久々に、闇精霊様とお話をして、『グリモワール時空魔術書』を貰った。


 夢かと思ってみると両手に握って持っている。


 ここで読んでしまいたい誘惑があるが、明日には、お爺ちゃん二人が帰って来てからでも遅くはないと思い違う禁術書を漁り始める。


 もちろん『グリモワール時空魔術書』は、しまってある。


 そして、気になっていた天上の棚魔法を使って見に行ってみると?


 空間が歪んで、上下逆になり、床に頭をぶつかる――どうやら境界線の様な物がこの空間には、存在しているようで、さっきまでいた場所が頭になっている。


 棚を見ていると、面白いタイトルを見かける。


 楽しく学ぼうダブル魔法の書と言う本がある――この本のページを開くと?


 絵本の創りになっており、子供でも読める様な創りになっている。


 近くに柔らかい椅子がある――僕は、そこに座りながら本を読んでいく、この物語は、一人の者を二人にして、魔法を操ると言う魔法と言う事が書かれている。


 自分が二人になれる魔法と言う事が解る。


 この魔法があれば色々と応用出来る事が解るが、大事なページが次の巻と書かれている。


 僕は、棚に戻り、楽しく学ぼうダブル魔法の書2が並んでいる。


 よく見るとこのシリーズは、12巻まであるようだ……


 僕は、頑張って半分の巻まで読み終わるも少し疲れたので、椅子の所で少し休憩をするのだった。

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