第80話 お泊り休憩中の出来事…⑪

 道中大浴場まで行く間お姉様からお話がある。


 「あの映像て、今誰が持ってるの?」


 「あれですか?」


 「マリアは、知ってるでしょ?」


 「お爺ちゃん二人とお姉様だけですね」


 「どのお爺ちゃんかは、映像みて知ってるけど?」


 「大丈夫なのかな?」


 「さっき念話して聞いた所夕方頃には、輸血が終わり戻ってこれそうと言ってました」


 「それとお母様からご連絡があって、凄く怖かったと言ってましたがなんでしょ?」


 「そ、それ!」


 「えっ?」


 「どれです?」


 「お母様は、この映像の存在知らないの?」


 「直接渡さない限り持ってないですよ?」


 「お爺ちゃん達が渡したて事は、考えられないの?」


 「それについても聞いときましたが、上手く話を合わせてくれたご様子です」


 「取りあえず、私この映像の記憶ないからこれから大浴場に行ったらたっぷりやるからね!」


 「お姉様をあんな事やこんな事をすればいいですよね?」


 「マリアてばおかしなこと言うね」


 「私は、 『マ リ ア』 に、するだよ?」


 「それは、大浴場に着いた瞬間ゲーム開始みたいな感じですか?」


 「最近勉強した私の力を見せる時がきたようね!」


 「いつもの私と思わないでねマリア!」


 僕は満面な笑顔で言う。


 「必ず僕が勝ちます!」


 そして、二人は、大浴場の扉に手をかけるのだった。

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