明日へ向かって

徳助

明日へ向かって

「夢や目標など馬鹿らしいね」と

誰かが嘲笑って呟いていた

何かを信じ続けることを

愚かだと嘆く人もいた


目眩がするほど日常は速く

大切なモノを見失いそうで

笑う余裕も無くなって

気が付けば夜になっている


「これからどうすればいい?」という

誰も答えてくれない問いを壊したくなって

冷たい風吹く街の中 一人

何も持たずに駆け出した


どれだけ汚れたっていい

形振り構わなくていいから

信じた道を進め

前だけ見て走っていけ



どれだけ悩んだっていい

必ず答えは見つかるはずさ

譲れないモノを胸に

朝日に向かって 叫べ


あの時の堪えきれなかった涙は

本気でぶつかりあった想いは

今でもその心に生き続けていますか?

燻り消えかけた情熱を

一度は逸らしてしまった瞳を

もう一度光らせることはできますか?

君ならきっと 僕ならきっと


どれだけ転んだっていい

痛みは命の証だから

信じたモノを胸に

明日に向かって 進め


どこまでも進め


2016.3.16

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