お題は〔恋を忘れて〕です。 〔カタカナ語禁止〕かつ〔「赤」の描写必須〕で書いてみましょう。
窓辺から夕日が差し、白壁を茜色に染める。鏡を見ながら紅を刷き、お気に入りの靴を選んで外に出る。
薄暮の中、賑やかな通りは、次第に人工の光で満ちていく。
涙は既に止まっていたけど、胸からは見えない血が流れ続けていた。
わたしは一人、夜の街に消えていく。
今日も貴方を忘れるために。
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