第13話 若いアーティスト

日本人の若いアーティストがアメリカ人にインタヴューされている。うまく英語が話せなかったが、熱意は伝わる。学生服みたいなのを着て、エリが立っている。しかし、アメリカ人司会者は立腹し、クモの巣のようになった電話のコードの、受話器を次々と元のように置きはじめた。ヨーロッパの番組に紹介するのはやめたという。白い空間にイスが五脚あり、前に三脚、うしろに二脚ある。前のまんなかにマダムがつまらなそうな顔ですわっている。女の子が立ちあがり若手アーティストの作品のすばらしさを話しはじめる。さて、原始時代。ミュータントが次々と誕生した。彼らのことを人形族という。人形族と人間は対立したが、現在では共存している。日本は高度経済成長期に入り高いタワーを建立した。しかし、そのタワーが消え去ってしまった。なぜか。依守美と愛犬アレックスは社長がゴルフ練習場にしているポートにいる。依守美はアレックスにビニールテープはどこにあるか尋ねた。さて、依守美は結婚披露宴に出席した。花嫁でもないのにウエディングドレスを着た女が複数いる。それゆえに、依守美もウエディングドレス形態に変身した。テーブルの上にイスを置き、そのイスに座った。しかし恥ずかしいのでやめた。新郎新婦入場。そこでケンカがはじまった。ハンチング帽みたいなのをかぶった三人がケンカをする。ナイフまでとりだすさわぎだった。依守美は道路で老婆に出会った。ガイコツの顔をもつ老婆だ。その横を自動車が通りすぎ、あやうくひかれるところだった。依守美はわかっている、三回目に老婆にあうとき、車にひかれることを。依守美はハンチング帽をかぶりナイフを持った男が走ってくるのを見た。三回目にナイフの男を見たとき刺されることはわかっていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る