第11話 パズル
依守美が校内を歩いていると前方から裸の女の子が来た。目が血走っていて依守美につかみかかってくる。依守美は驚き装甲型になり窓からとびだした。女の子は窓から窓へとびうつる。「人間は本気になれば空もとぶことができる」「あなたは、何者ですか」「私は人間だ。無限の可能性をもっている」女の子は空中の依守美と格闘する。「なぜ私を襲うのです」「それはお前の方がよく知っているはずだ。この大陸がどこまで続くか、ここには国境という概念があるのか、それすらお前が決めることだ」依守美の目の前には女の子が飛行装甲形態になって浮かんでいる。そして、いつのまにか依守美が裸になっている。女の子はニヤニヤ笑い依守美は墜ちてゆく。さて、私が裏の畑のあたりで空を見ていると飛行機がとんでいた。だが、空中でコの字に折れまがり、落下してきた。うちの梅の木に機体がひっかかった。中からパイロットが出てきた。福岡の航空ショーに出ていた中国系パイロットだという。福岡から、どうやって来たのだろう。さて、私は軍隊の一員として大きな倉庫の中に入った。床には世界地図のジグソーパズルがやりかけになっている。世界地図のパズルを完成させるのこそが兵隊の役目。地球が球にすぎないとなると、二次元的無限は消失したも同じだ。兵隊の士気が下がったのは主にそのせいだ。無限に新大陸がないと知りながら戦争をするはずがない。そのため、新たなパズルが必要だった。
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