納得できませんが死んだらしいので転生します
でるた
第一話:死んだらしい
目が覚めたら暗闇の中だった。
暗闇って言ってもそこまで真っ暗ってわけじゃなくて、しばらくしたら目が慣れるくらいの暗さだった。
じいっと目を凝らしていると、どこからか声が聞こえてきた。
「お目覚めですか、勇者様」
勇者とか言っちゃってるの誰ぇ!?
「私は女神リリス。勇者様の誕生をお待ちしておりました。」
待って待って待って。誕生?え?私生きてるっしょ?え?
っていうかそろそろ私17歳になるはずなんだけど?
「勇者様。勇者様はつい5時間くらい前に亡くなりました。」
わあああっつ!?
なんでえ!?どうして?!
「勇者様が集めていた薄い本、もといBL、俗にいうドージンシというものをみてニヤニヤしているのを母親に見つかりショックで亡くなったようです。」
・・・まってあのコレクションはどうなるの。
「勇者様、残念ですがそのドージンシは母親の手によって捨てられました。」
うそおおおお!?
ええええ!?まって!嘘でしょお?!
「ホントです。」
・・・・もうやだ、鬱だ死のう。
「もう死んでますって」
そうだった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます