その八 乱戦乱舞
GM:益荒男の背後からは、黒い影のようなものが現われて人型をなします。
夜暁:む?
GM:それを見て咲耶が言います。
咲耶「益荒男兄様、それは禁じられた邪法! まさかそのような物にまで手を染めてしまわれたのですか!」
益荒男「くくく、力だ。この国を守るために必要な力なのだよ!」
夜暁:あぁなってはもはや助かりません(真顔)。
カヤツ:あぁ! こいつ殺す気だぁ!
夜暁:益荒男さまの魂を救うためには、もはや我らが討つしかありません。咲耶様、どうかご決断を!(一同爆笑)
凪乃:いぬいさん(笑)。良いポジションだなぁ。
カヤツ:ダブクロじゃないから、まだ助けられるかもしれないっ!(メタ)
源八:いや、殺す気満々だろっ!
という事で、戦闘開始!
■壱順目
GM:行動値は?
ソフィア:30!
カヤツ:早いっ!
●行動値
参拾 ソフィア
拾八 凪乃
拾参 カヤツ 益荒男
拾弐 夜暁
五 兵士たち 闇式
四 源八
GM:では、セットアップです。
ソフィア:しないっ!
凪乃:風斬に乗りなおし《コールドラゴン》。
カヤツ:
GM:拾参で同値だからPC優先か先どうぞ。
カヤツ:はい。場を清めます。《セイクリッドダンス》! では、タンッと一歩踏み出して、ダンスを踊り……。
ソフィア:てか、舞って言うのかと思った。
カヤツ:あっ! あぁ~! そうそう、ダンスじゃなくて舞! 舞うよ!
「いこ、りまくみないけ いこ、りまくみないけ* この神社に眠る水竜の御子よ。我に力を貸したまえ」
結界から解放された小さな巫女は、竜神への祈りの舞を奉納する。
竜とは即ち、流。
桜花の国を流れる神の川――神流*。舞い散る桜の花を神の流れが運んでゆく川。それが、この桜花神社の御神体なのだ。
GM:おっ……(ほぅ、まっつんボトルガードネタ入れてきたか)皆、まっつんがまた仕込んできているよ(笑)。
源八:あぁ、台詞入れてきたんだな。てか、また水竜の御子か?
凪乃:てかさ、まっつん……。
夜暁:ケイナ・ミクマリだろ……。
カヤツ:なっ、なんでバレちゃんだろう(一同笑)!
GM:では、益荒男。《将の威厳》を発動。シーン全体に精神対決です。負けた人は行動値が10減ります。
カヤツ:ずっと?
GM:このラウンドだけね。では、(ころころ)17です。
ソフィア:17? 無理だお!(笑)
夜暁:固定値18あるからファンブル以外成功……ん。成功だ。
源八:受動有利だから2Dで14*出ればいける!
源八&凪乃:負けた……。
カヤツ:こっちは、成功。
ソフィア:えっと、7+2Dなので……ファンブった(一同笑)。
カヤツ:ちょっ(笑)。
源八:ふぇ、フェイト(笑)?
夜暁:いや、行動値10下がっても、20だし(笑)。
GM:(ふむ、んじゃ、ちょっと演出入れておくか)ソフィアは、益荒男が放った瘴気が、自分の居た世界のモノに少し似ていて戸惑った……。
ソフィア:こ、こいつは?
GM:と、いう事で戸惑って行動値が下がってもしかたないんじゃない?(笑)
カヤツ:そっか!
夜暁:しかたないよね~!(笑)
ソフィア:てか、急に飛ばされてこんな事になって戸惑うわ! 大混乱だよ! どさくさ妖精*出てくるよ!
一同:懐かしいっ(笑)!
気を取り直して。
夜暁:使い魔呼び出す。《コールサーバント》。
「陰陽の術とは、げに不思議、何もなき所からカラスを取り出すも自由自在にございます」
妖しい陰陽師は飄々と術の方陣を描く。それが陰陽の陣ではなく、異邦の魔術である事をこの場の誰が気づくだろうか……。
源八:では、《クイックフォージ》《ウェポンフォージ》じゃ!
「益荒男、もともと気に食わん奴じゃったが、禁術に手を染めるとは、堕ちる所まで堕ちおったな」
街の花火師は大きな打ち上げ花火用の筒を取り出す。平時は空に一花咲かせる仕事道具も戦となれば百人力だ。
GM:セットアップ終了。行動順は……。
源八:ソフィアからだな。
ソフィア:「とりあえず、あいつをぶっ飛ばせばいいのよねっ!」と、残像を作って益荒男の元に……。
カヤツ:まさに黄金の疾風。
ソフィア&GM:あ、赤き疾風なんだよ。
源八:通り名決まってるんだ……。
カヤツ:えっ、そうなの?
ソフィア:《アフターイメージ》して……。
源八:ん。どうやって移動するの?
ソフィア:ん?
GM:ムーブで移動だと、《アフターイメージ》できないね。
夜暁:じゃぁ、私が飛ばす*から、待機する?
ソフィア:あ、じゃぁお願いします。
夜暁:「まぁ、そう焦らないで……。いいですか、私が合図したら飛び出してくださいね」
一同:胡散臭ぇ(笑)。
ソフィア:なんか、凄い胡散臭い奴に呼び止められたけど、作戦有るみたいなので乗るって形で……待機です。
GM:えっと、次は。
凪乃:あぁ、カヤツだよ。私は下がっちゃった。
カヤツ:おぉ、じゃぁ最初からクライマックスな感じでいっちゃうよー!
ここでカヤツは《マジックケイジ》でカバー不可にして《マジックブラスト》で拡大した《フリストプリズム》という遠慮の無い攻撃を宣言。カバーのために寄せたモブ兵士達もろとも益荒男たちに大打撃を与えようとする。
GM:益荒男はねぇ、《ディフレクション》で魔法反射だよ。
源八:な、なにぃ!
カヤツ:えっ? えっ?
ソフィア:はぁぁぁあ、返す奴か!
カヤツ:嘘。しかも、GMがクリティカルしてるっ!
夜暁:《パイペリティア》。
GM:(ちっ)振りなおしか……。
カヤツ:うわぁあぁ、ありがとー。
GM:益荒男は魔法を返す宝剣を抜こうとするが、夜暁の手から離れた鴉によって邪魔された! けど……あ、達成値で1勝った。
カヤツ:嘘! えーっ!
カヤツの魔法はモブたちを包んだが、益荒男はそれをギリギリで跳ね返した。
いい気になった益荒男だったが、その後の攻撃は不発。
GM:お次は夜暁さん。
夜暁:《クイックヒール》でカヤツさまを回復しておきましょう。
カヤツ:うわ~、助かるのじゃ~!
凪乃:これ1シーン1回でしたっけね。
夜暁:そうそう。それで、お次は《キャストフォース》でソフィアを飛ばす。
ソフィア:わぁ~、私跳んでる? 跳んでる?(笑)。
夜暁:あ、時間だなぁ。んじゃ、後は任せましたよ!
いぬいさんお仕事のため離脱。いつものアコ使いうなさん(凪乃PL)にキャラシートをバトンタッチ*。
GM:では次は凪乃だねぇ。
凪乃:えっと、騎乗状態にはなっているから……無駄に七二メートル移動して……。
GM:ここにトラップが……。
凪乃:えぇっ!
GM:ごめん嘘*。
源八:危うく、また騎竜がひっかかってる~ってなる所だった。
凪乃:気を取り直して、《ラッシュ》で攻撃だ~!
カヤツ:おぉ、クリティカルしてる。
ソフィア:うわ~どこかのサブロウとは違う*なぁ。
GM:俺はクリティカルで回避するぜ……まぁ、無理だったけど。
凪乃:まっつん、爆撃符!
カヤツ:えっと、札を放って15点上昇!
凪乃:さらに、夜暁さんのスキルでダメージブーストして……。
源八:セルフサポート(笑)。
凪乃:ナイトだからそこまでダメージ出ない。
源八:いやいや、だってさ。あれだろ?
凪乃:220ダメージ。
カヤツ:高いじゃんっ!
ソフィア:あぁ、移動分が乗るから!
源八:何がダメージ出ないだよ~(笑)。
皆の叫びよりも、GMの声にならない叫びをここに書き綴りたいよ~(泣)。
GM:思った以上に、持ってかれたんですが(吐血)。
カヤツ:ブシャァーって右手が吹き飛んだ?
源八:何その部位破壊みたいなの。
GM:えっと次は敵たちだねぇ。
よっしゃーと頑張ったモブ敵たちだが、ソフィアにはクリティカルで回避されてしまった。
ソフィア:完全回避。
GM:もう、いっそ刀の上に飛び乗ってるとかでもいいよっ!
ソフィア:じゃぁ、刀の上に降り立って、「剣が止まってみえるわよ」って言う。
凪乃の夜暁:私が《プロテクション》を使うまでもありませんでしたねぇ。
源八の夜暁:それにしても、これは中々使える駒のようですね。(ソフィアを眺めて)
カヤツの夜暁:ニヤと笑って、良い拾い物でしたか……。
GM:皆、好き放題だなぁ~*(一同笑)。
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■GMのツッコミ
*バトンタッチ
GM:うなさんこういうキャラ好きでしょ。
うな:うん! 凄い楽しい!
と、何の問題なく2枚のシートでキャラを動かし出すうなさんがいた。
*ごめん嘘
スクウェア戦闘にする予定の時は、トラップとかのギミックもあったんだけどねぇ(汗)。
*どこかのサブロウとは違う
めっちゃ自虐ネタだわ。面妖な。
*皆、好き放題だな
この時、皆が声を揃えてこう言った。
「だって、めっちゃ楽しいんだ」と。
*いこ、りまくみないけ
まっつんが急に唱えた謎呪文。祝詞のつもりかな?
ちなみに、逆から読むと「こい、けいなみくまり」となり、別に遊んでいるボトルガードキャンペーンの竜神ケイナ・ミクマリの名前になる。
ついでに言うと、漢字表記は「水分 渓流」である。
*神流
神の流れで、「かんな」と読む。
まぁ、それはおいといて、まっつんまた水の竜とか言ってるが、竜好きなんだなぁ。前も虹色パンツの竜の化身使ってたし(笑)。
ちなみに、神社の神が水の竜であるとかそういうことは決まってなかったので、なんか成り行き。
*2Dで14
あぁ、うん。クリティカルのみってことさ。
*どさくさ妖精
魔方陣グルグルの奇妙な妖精の一種。大根を持った姿がチャーミング?
*私が飛ばす
《キャストフォース》というプリーストスキルがあってじゃな……。対象を転移させるんじゃ。結界を壊すために源八さんを柱に飛ばしたのもこれじゃな(笑)。
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