その五 笑顔に隠された
●シーンプレイヤー:夜暁
宮廷では街の事などお構いなしの賑やかな宴が催されていた。
中心に居るのは皇を名乗る男、益荒男。
そして、その傍らに一人の男が立っていた……。
GM:次は夜暁さんだよ。
源八:やぎょ~ん*。
カヤツ:なんで、ゆるいの(笑)。
GM:えっと、益荒男と話す所からやりますか?
いぬい→夜暁:(急に謙って)やぁやぁやぁ、益荒男様。本日はお日柄も良く~(一同笑)。
カヤツ:マジでそういうキャラ*なのー?
GM:んじゃ、そんなふうに話しかけると、益荒男は綺麗なオネーちゃんたち侍らして酒を仰いでいるよ。
源八:「がっははは、この世はすべてワシのためにある」とか、そういう豪傑なイメージなんだが。
ソフィア:強そう(こなみ)。
夜暁:「桜花の国は今、荒れておりますが、こういう時にこそ武力が大事。武勇に秀でた益荒男様が国を治めるのが一番にございます」と笑顔を振りまく。
源八:楽しそうだなー(一同笑)。
カヤツ:生き生きしてる。
GM:「ははは、さすが夜暁じゃの」と酒を仰ぐ。
夜暁:ところで、姪御さまの……咲耶さまはいかがいたしましょう。
GM:「ふむ。私が皇となるには、カヤツのみおればいい。サクヤは放っておけ。所詮、小娘。何もできまい」
夜暁:はは。では、好きにして構わぬとおっしゃいますか?
GM:あぁ、殺してしまうのも忍びないしな。
カヤツ:優しい?
源八:いや、というか殺してしまって、自分に悪評が立つのがいやなんじゃないか?
GM:というか侮っているっていうのが一番かも。
夜暁:ふーん、とりあえずおべんちゃら言っておこう。「益荒男様の寛大なお心に平伏するばかりでございます。では、咲耶さまの事は私にお任せくださいませ……」と言質はとったぜ(笑)。
凪乃:いぬいさんが悪い顔をしてる(笑)
源八:それではよしなに……って言って消えるパターンだな。
夜暁:≪テレポート≫あるしな。んじゃ、消える。
カヤツ:消えた!
夜暁:ところで……ノリだけで進めたけど、OPこれでいいの*?(一同笑)
GM:さて、天文所の方にシーンを続けますよ。こちらも兵士たちに囲まれています。
カヤツ:天文所?
GM:五星天文所という場所がありまして、ここが桜花の国の陰陽師たちの総本山。陰陽寮となっています。
夜暁:んじゃもどってきた。
GM:「あら、夜暁さん。お仕事ご苦労様」と小さな女が声を掛けてきます。
源八:ロリヒロイン!?
GM:えっと、望遠鏡をながめていた少女。名を翠と言う。
夜暁:ちなみに、この翠が夜暁の一応の師匠*って事になってるんだよ。まぁ、恩人なので頭が上がらない。
カヤツ:あ、ロリBBAなのか。
GM:翠は「あの偽王をどうするつもり?」と聞いてきます。益荒男の事ね。
夜暁:あぁ、そっちか。「あなたのことですから、もうご存知だと思いますが……。益荒男の武力も確かに必要な事でしょう。だが、この国に本当に必要となるのは、咲耶姫の方。あなたは見守るだけでしょうが、私は動きます」
GM:「そう……」と翠は目を伏せます。
夜暁:「益荒男さまも咲耶さまを好きにして良いとおっしゃっていましたしね」 言質はとった(笑)。
GM:「あなたという人は……では、星の巡りに注意なさい。この夜のような桜花を暁に染めていただきたいものですわ」と笑顔で言います。
夜暁:えぇ、そうなるといいんですがね。
「さて、手駒が必要ですねぇ……」
天文所を後にした夜暁は虚空に呟き、式を放った*。
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■GMのツッコミ
*やぎょ~ん
ちゅるやさんのにょろ~んのノリで言ってみよう! もう知らない人もいるよなっ!
*そういうキャラ
愚問だな、いぬいさんは1秒で下に潜れる男だぜ?
*OPこれでいいの?
まぁ、益荒男に対しての不信感と、なんか手駒を集めて皇女を助ける流れなら何でも良い。
その裏に何が画策されていてもな。GMも知らんし。
*一応の師匠
夜暁は陰陽術ではなく、外来の魔術を使うため、陰陽寮に在籍するための方便としての師匠である。でも、ラブロマンスはあるといいよね?
*式を放った
いぬい:で、あれだろ? 下町にいる職人が人情に篤く、色々と使えそうだとかいうんだろ?
GM:だいたいあってる。
alpha2:うわぁ、絶対、仲良くなれねぇ(一同爆笑)。
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