キミとぼくの物語

despair

本文

僕らはいつも一緒だ。

物心ついた頃にはここにいた。

この暗い部屋の中で、

一体どれだけの時間を過ごしてきたのか。

僕らにそれを知る術はない。


キミはいつも僕に包まれている。

キミが僕を包むことはできないが、、

僕はキミをいつも包み込む。

何も変わらない、この日常。


いつもこの部屋は暖かい。

何故この部屋が暖かいのかは分からない。

この部屋の向こう側がどうなってるのかも……。


ある日、カツンと音がして、

どこからか一筋の光が僕らを照らした。

それが――。

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キミとぼくの物語 despair @despair

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