SUB-mission
グレート与志田
主要登場人物
登場人物紹介
メインキャラクター
城木大地(しろき だいち)
"主人公"
ごく普通な首都圏の家庭の長男。父母に妹一人。
成績は目を覆うほど悪くもなく、手放しで褒められるほど良くもない。顔は普通、背も普通、体格も普通。部活動未所属。
一時期体を鍛えていたこともあって基礎体力は平均を大きく上回っているが、器用さはないのでそれが運動神経に現れない。
取り立てて特徴のない彼が唯一普通の人と違っているのは、彼が恋愛について知らなすぎるということである。
恋愛について知らなすぎる自分を改善しなければならないと思う気持ちから企画に参加する。
真夏は彼の"主人公体質"をよく褒めるが、本人は恋愛自体に臆病になっていることもあり、心のどこかで「自分は主人公に向いていない」と思っている。
主人公として求められる性格は一通り備えている様子。たまに天然で他人を褒めるが、それが良い結果を生むとは限らない。
幼馴染の響に対して、自分が抱いている感情が何なのかが分からず、悩んでいる。
支野真夏(しの まなつ)
"自称スーパーアドバイザー"
類まれなる容姿と奇抜な言動で、良い意味でも悪い意味でも有名な大地のクラスメイト。
とんでもない出来事でも、「支野真夏が関わっている」となると、大抵の人物が納得してしまうほど。
典型的なギャルゲー脳で、ギャルゲーの世界の中で起きるような恋愛模様をリアルで観察したいという、歪みに歪んだ願望を持つ。
それを実行に移そうとするべく、「スタッフクレジットに名前の乗らない裏方」を自称し、大地を「主人公」に仕立て上げることを画策する。
色々ととんでもない面が目立つが、常識外の発想や突飛な行動とは裏腹に良識も持ち合わせている様子。
裏方を自称するだけあり、活動中は主人公である大地や、他の登場人物の行動の妨げになるようなことを過剰なまでに避けようとする。
そのように他者をメイン格として持ち上げようとする姿勢の裏には何か暗いものが見え隠れしている。
深紅に近い色の腰の上くらいまで伸びた綺麗なストレートヘアーの持ち主。身長はそれなりにあるが、体型はややスレンダー気味。
行宮蓮華(ゆきみや れんげ)
"正統派幼馴染ヒロイン"
大地と真夏のクラスメイト。おっとりした雰囲気の女の子。
性格は穏やかで、他人を自然と気遣うことのできる優しさがある一方、自分が決めたことを貫き通す意思の強さも持っている。
真夏にその「好意を与えやすく受けやすいキャラクター」を買われ、メインヒロイン役として抜擢される。
大地の幼馴染である響とは大の親友であり、一緒にいるとなんとなく互いの考えていることが分かるくらいには仲が良い。
そんなこともあり、大地と響の関係が普通の幼馴染とは少しだけ違うことにもなんとなく気がついているようである。
元々大地とはただのクラスメイト兼、親友である響の幼馴染、くらいの立ち位置であったが、とある出来事をきっかけに彼女は大地に好意を抱くことになる。
そのことから物語開始前に大地に告白をしているが、恋愛に対して答えを出すことのできなかった大地から答えを保留された状態で、物語が始まることになる。
やや小柄で、その体を覆うくらいの長さのふんわりとした明るい茶髪の持ち主。
池垣響(いけがき ひびき)
"幼馴染(本物)"
大地の隣の家に住んでいる女の子で、幼少期から家族ぐるみの付き合い。蓮華とは友人同士。
クラスは違うものの当然同級生であり、今回の真夏の企みも彼女に知れ渡ることとなる。
サッパリとした性格で、友達100人を地でいくタイプ。性格が正反対の蓮華とはそれでもウマが合うようだ。
一方、恋愛に関しては古風な考え方の持ち主であり、「最初に付き合う相手と添い遂げる」と本気で考えている。
真夏と知り合ったタイミングで活動への勧誘を受けるも、前述の考え方から断ることに。
だが、大地が恋愛について真剣に考えようとしていることを知ったため、参加しないまでも外側から活動に関わっていくことになる。
大地に対して何となくの好意は持っているが、それが自分の中でどれくらいのものなのかが掴めていない。
身長は蓮華より頭一つくらい大きい。活発な性格に似合ったショートヘアー。色は蓮華より濃い目の茶髪。
彩瀬川エイリス(あやせがわ えいりす)
"テンプレツンデレ系同級生ヒロイン"
大地の隣のクラスの女の子で。元々は絡みはなかったが、登場人物選抜の際に真夏が強引に勧誘し、その流れで知り合うことに。
真夏に対して一方的にライバル視をしていて、ことあるごとに突っかかっている。一方で大地に対しては、真夏の活動に乗ったということもあり、懐疑的な視線を向けてくることも多い。
そんな性格を買われ(?)ツンデレヒロインとして動くことにされる。本人は甚だ不満なようだが、結局そのとおりに動いてしまうことが多い。
とはいえ当たり前だが、行きがかり上勝手にツンデレにされているだけなので、冷静になったり普通に親しく接してくることもある。
性格は基本的に真面目。真夏に対して以外は変に敵対的になることもなく、常識人の部類に入る。
また、根が素直なのか、相手の口車に乗せられたり、相手の言葉を案外あっさり信じてしまうなど、いわゆる「チョロイ」面も目立つ。
真夏への敵対意識の背景には、「相手に何一つ勝てる分野がない」という状態が許せない、自身の"合理的な負けず嫌い"な性格があるようだ。
しかしその一方で、真夏の自由奔放な振る舞いには羨ましさを感じることもあるらしい。
金髪のセミロングヘア。身長も真夏より高く、全体的にモデルのような見た目をしている一方で、胸も大きい。
檜ノ本悠(ひのもと ゆう)
"寡黙美人系先輩ヒロイン"
学園の生徒会長を務める才媛。大地たちにとっては一学年先輩にあたる。
生徒会に対して活動の申請に向かう際、真夏が流れで勧誘した。
第一印象では冷たい印象を受ける美人で、口数も少ないが、意外とユーモアはある様子。
人付き合いが苦手なようで、距離感を測りかねているような行動をしてしまうこともある。
その一方、一度仲良くなると最初の印象からは考えられないような砕けた行動を取ってくる一面もあるようだ。
人前に立つ立場でありながら、人付き合いが苦手な自分のことを良くないと思っていたらしい。
それを改善できる良い機会だということか、あるいは新鮮な体験だと感じているからか、活動には非常に積極的。
自分が感じたことに素直で、一周まわって色々と達観しているのか、彼女の発言は割と物事の本質をとらえていることが多かったりする。
大和撫子を思わせる黒髪のロングヘア。身長もエイリスより高い。全体的に出るところは出て引っ込んでいるところは引っ込んでいる。
サブキャラクター
城木天(しろき そら)
"妹(本物)"
苗字の通り大地の実妹。一学年下。
運動神経抜群で根っからの体育会系。響以上に元気な性格。
兄の大地に対しては結構辛辣だったりするが、単に中途半端にしか兄離れができていないだけで、大地もそれが分かっているので何も言わない。
響と同時に真夏の企画の存在を知るも、同様に乗らず、企画外から関わる形になる。
活動の参加する大地の行動に常識的な目線から口を出しつつも、大地の恋愛に対する疑問に彼女なりの考えを示すことで協力していくことになる。
本当は大地が自分のそばから離れていってしまわないか不安でしょうがないが、表には出さない。
運動部所属であり、普段から薄い水色の髪をポニーテールにしてまとめている。体格はとても小さく、小学生に紛れても違和感がない。
越智晃輝(おち こうき)
"三枚目の友人キャラ"
友人キャラとして真夏に勧誘を受け、考えに賛同して企画に乗ってきた、ある意味では初期メンバー。
「できれば自分が主人公になりたかった」とは思っているが、大地のことはそれなりに認めてはいる。
友人キャラの立ち位置を与えられていることとは関係なしに、そもそも人当たりがいいので、大地を含めた"登場人物"のみんなには気軽に接してくる。
真夏とは昔馴染みであり、趣味仲間。作中では唯一真夏の昔を知る人物である。
秋島雅幸(あきしま まさゆき)
"友人(本物)"
大地の数少ない友人の一人で、そこそこ長い付き合い。
生徒会に所属していて、人前で進行役を務めるのは大体彼である。
冷静に物事を見つめる能力があり、そのことを本人も理解している。
その特性を真夏に見抜かれ、友人キャラとして勧誘を受けるも、「自分のようなタイプは登場人物たりえない」、「外から見ていた方が面白い」という理由で企画入りは辞退した。
活動に直接関与しない立ち位置でありながら、裏側で働きかけることで活動の中身に影響を与えたりする。
大地にとっては、情報をくれる「攻略サイト」のような存在かもしれない。
真夏が積極的に動くタイプの裏方であるのに対し、こちらは影のように支えるタイプ。
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