一切れのショートケーキ

余ったから、とショートケーキを頂いたので、折角なのでみんなで食べることにしよう。


一切れのショートケーキを切り分けると、二切れのショートケーキになった。

二切れのショートケーキを切り分けると、今度は四切れのショートケーキになった。


なんだかおかしい気がするけれど、ショートケーキは無限に増えていく。


四切れが八切れ。八切れが十六切れ。切れば切るほど、ショートケーキは増え続ける。三十二、六十四、百二十八・・・・・・余った分は、誰かにおすそ分けしよう。

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