第2話

「……あの……マジでコスプレパーティやるんですか?」


私はおずおずと質問した。




「当然じゃない。

私も、ここにはそんなに長居は出来ない。

だが、今夜ならなんとか出来るから。

龍之介にはどんな格好させようかなぁ…?」


猫神様は、ルンルンという音が聞こえてきそうなくらい上機嫌で、龍之介さんをみつめてた。




「あ、あの…私も行って良い…んですよ…ね?」


「もちろんだ。

なんなら、九太郎や蘭丸も連れて来れば良い。

パーティは人が多い方が楽しいからな。」


九太郎や蘭丸も…?

パーティなんて、小学生の頃の友達のお誕生日パーティくらいしか出たことないから、ちょっと緊張はしつつも、なんとなく楽しみだったり…




「あの…どんな服装していけば良いんですか?」


「衣装は姫香のところにあるみたいだから、そのままで良いんじゃないか。」


「あ、そういえば、私、緑川さんの家を知りません。」


「多分、迎えの車がここに来るだろうから、心配はいらない。」


「そうなんですか…」


まさに至れりつくせりってことなのね。

なんだか素直に楽しみになってきた。


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