FGO『アークティック・サマーワールド! 』感想(ネタバレ)
誰かにとって好きなもの。
それは誰かにとって嫌いなもの。
誰かにとって嫌いなもの。
それは誰かにとって好きなもの。
好意。
嫌悪。
誤解。
理解。
宝物か。
ガラクタか。
人には人の。
神には神の。
それぞれ別の。
一人一人の。
世界の『捉え方』がある。
分かり合えない。
分かち合えない。
誰もが皆『別の生き物』なのだから。
それでも我らは共にある。
同じ世界に生きる『隣人』なのだ。
分かり合いたいと願い。
分かち合いたいと歩み寄る。
伝えたいと想うなら。
分かって欲しいと嘆くなら。
我らは知るべきなのだ。
その先に『誰かがいる』ことを。
そこに自分とは『違う価値観』があることを。
忘れること無かれ。
我らは誰もが『別人』であるのだから。
誰一人として『同じ』ではないのだから。
―――――
さて、今回の水着イベントのテーマは『価値観』ですね。
自分とって良いものを集めたテーマパークでも、それはお客様にとって良いものとは限らないわけです。その辺りを一般的な人でも楽しめるようにするのが調整するのが商業的思想と言えるでしょう。
とはいえ、『一般化』し過ぎるとそこは何の魅力もなくなってしまうわけで、拘りを保ちつつ、尖った部分を上手く切り落とす作業が必要なわけです。
もちろん尖ったものには尖ったものの魅力があるわけですが、たくさんのお客様のその魅力を理解してもらいたいならば、表現をマイルドにしたものも容易すべきなのでふ。
基本的に我々は『別の価値観を持った生き物』なのですから。
なので集客の基本は『多くの人々が良いと共感する要素』を入れておくことです。
とはいえ、そもそも根本的に価値観が違う存在もいるわけで。
それがFGOの世界では『鬼』や『妖精』とか『神』と呼ばれる存在なのでふ。
人がそれらの存在を根本的には理解できないように。
彼らもまた人の存在を根本的には理解できないのです。
それはシンプルに『違う基準で生きている生き物』だからです。
お互いに理解しようとしても、それを『理解する機能』が無いわけです。
もっとも『まったく違う』というわけでもありません。
人も鬼も。
妖精も神も。
まったく違う生き物なのに、どこか似ている隣人みたいな存在と言えるでしょう。
ただ根本的には違うので地雷を踏んだ場合は阿鼻叫喚の地獄になりますけど(汗)
具体的には『二部六章』みたいになります(爆死)
まあ、『異聞帯』自体が違う価値観で形成された世界のあり方を描いた物語ですが、あれらの世界は『価値観の単一化』を実現した世界でもあるわけです。
ある意味では今回のテーマパークはそれらの世界の逆を描いたとも言えるでしょう。それぞれの自由な価値観があり、それを共有できる世界という感じですかね。
そんな感じでテーマ的な部分はこの辺で。
物語的に一番印象に残ってる部分はやはり『同人誌』の部分ですね。
いや、あそこだけ解像度が違うと言いますか、相変わらずシナリオライターの実体験が入ってる部分なので妙に詳しく描写されてますね(笑)
『奈須きのこ』氏は自分の書いた小説が応募の規定枚数を越えたために、小説家としてはデビューできなかったという経歴の持ち主ですし、上手い作家さんって書けないのではなく、どんどん物語が膨らんでしまうことが問題なんですよねー。
でも、その全てを表に出すということは難しいです。
たぶんWEB小説でもやってる人はほとんどいないでしょう。
そのために必要な作業が『推敲』になります。
自分が書きたいものからもっとも必要なものを選ぶ作業。
あるいはもっとも『読者が読みたい部分』を描く作業。
これもまた『価値観のすり合わせ』というわけです。
自分の書きたいものと読者が読みたいものが同じとは限らないのでふ。
小生も最後の最後で『自分が読みたかった物語とは違かった』という経験は何度もあります。それが予想を超えた場合もありますし、予想を下回ったこともあります。
これが『好み』というやつです。
読者は誰もが『自分好みの物語』が読みたいのですよー。
とはいえ、自分好みの作品じゃないから批判するのは間違ってます。
作品の『出来』と自分の『好み』は別物として考えるべきでしょう。
もちろん好みと違かったと言うのはいいと思います。
ただ自分の好みと違うからと言ってその作品を貶すのはいけませんよー。
まあ、その気持ちは分かりますががが(汗)
やはり長い間読んできた作品が自分好みではなくなるのは辛いですしおすし。
小生も某作品の作風が変わってしまい、面白くなくなって悲しみましたし。
後、漫画で途中から絵柄が大きく変わったりする作品もあって悲しいです。上手くなるなら良いのですが、最初は萌え系の絵だったのに途中からリアル系の絵に変わったりするんですよねー。何でだろ。不思議ですね(謎)
さて、最後はガチャの話ですね。
もちろん全部回しました(ガチャガチャ)
ただ今回は運が良くてすんなり出ました。
出すぎて全員が宝具1ですけど(笑)
夏イベントはけっこう星4が宝具3以上になるんですけど、珍しいですねー。
むしろ星5より星4の方が出なかったです。だいたい星5から先に出ました。
それにしても『レディ・アヴァロン』が今回は普通に良い人で驚きましたね(笑)
どうやら『マーリン』の方が性質が悪いようでふ(汗)
たぶんそれぞれの『アーサー王』との関係性の違いでもあるでしょう。
同じ存在でありながら違う価値観を持った別の存在ということかもしれません。
『ガレス』が星4になったのは素直に嬉しいですね。
好きなキャラなので。
『伊吹童子』も剣の方は持ってなかったのでこちらも嬉しいです。
前から欲しかったのですがなかなか機会が無くて未入手でした。
『武則天』は成長したバージョンなのでこちらも素直に良き。
『スカサハ=スカディ』は術の方も持ってますが、速攻でガチャしました(笑)
『宇津見エリセ』もすっかりFGOのキャラになってきた感じで好きです。最初はあまり出番が無いのかなと思いましたが、イベントにはがっりつ出番がありますね。むしろ本編よりも先にキャラクターが掘り下げられてますよ(汗)
後は交換キャラの『ワルキューレ』は悩みましたね。
今回は『スルーズ』にしましたが、全部使わせろと思いました(泣)
でわでわ今回はこの辺で。
次は最近読んだ小説の感想予定です。
WEBではなく書籍の方です。
よてみてでーす。
<今回も楽しい夏イベントでした>
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