『君の名は。』考察編 2(超ネタバレ)
かきかき
かきかき。
――――
<その後の糸守町>
不明。
学術的調査地になっている可能性もあり。
<住民たちのその後>
最後に描写された人々以外は不明。
『宮水 一葉』と『宮水 俊樹』の消息も不明。
ただ『住民避難の功績』は『宮水 俊樹』のものとなっているので、それを利用して偉くなっている可能性もあります。
住民の記憶が失われているのか、口裏を合わせているのかということも不明。
<宮水神社の失われた記録>
実際のところ、全ての記録がいきなり失われたという話は少し変である。
資料が失われたとしても、『口伝』は残されているはずです。
考えられる可能性としては、当時の神主も同時に死亡していた可能性。もっとも、作中ではまったく触れられていないので、可能性としては低そうである。
もう一つの可能性は『口伝』ができなかったという可能性。
『入れ替わり』現象の記憶は失われるため、それを『口伝』として伝えようとしても人々の記憶に残らない可能性があります。そのため、文章として残すという方法しか無かったと推測できます。
あるいは『宮水の血筋』が『糸守町』に残っていれば、その歴史自体は伝わらなくても問題なかったのかもしれません。
まあ、今回の出来事が『誰かに仕組まれていた』ことなのか、それともただの『偶然』なのかすら判断できないので、結論はよく分からないというオチ。
<入れ替わり現象>
なぜ発生するのかは不明。ただ隕石が落ちて、生命のようなものが発生していることから推測すると、その末裔が『宮水の血筋』ということも考えられる。宇宙人パワー。
<入れ替わり描写>
『入れ替わり』という現象をメインに置きながら、その過程をぶっ飛ばすという恐るべきことをやったというのは感心してしまいます。これが普通の作品ならば、そこが一番重要だったはずです。
家族関係とか友人関係とか、そこら辺を中心に『入れ替わり』という現象を交えながら問題を解決していくというのが普通の展開です。よくある話です。
それがよくある話なのでカットしようという発想が凄いと思います。
『よくある話だからダイジェストでも想像できるでしょ』という感覚でしょう。
こえーな(笑)
<行方不明の三葉>
最後の入れ替わりで『立花 瀧』の体に入ったのは『未来の三葉』なので、あの時間軸の『宮水 三葉』は行方不明という状況だったりします。『未来の三葉』が『過去の三葉』の肉体に宿ったのも一種の『入れ替わり』現象です。元に戻ったわけではありませんヨ。
<カタワレ時>
『立花 瀧』が『カタワレ時』から戻ったときに『宮水 三葉』の名前をすぐに忘れてしまうのは、それが『カタワレ時(カクリヨ)』から戻るための『代償』であると考えることもできます。
『宮水 三葉』の方が長く覚えているのは、彼女の方が慣れているからかもしれぬ。
<奥寺先輩の好きな相手>
実際は『立花 瀧(三葉)』です。これが普通のラブストーリーならば、その辺りが中心となっていたかもしれませんね。
作中の描写から推測すると『奥寺先輩』の結婚相手は『藤井 司(瀧の友人)』の可能性があります。デートのときよりも楽しそうでしたし(笑)
<伏線>
『手の線』=『全てが失われていないという伏線』
『胸を張って歩け』=『最後に父親と対面するときの宮水 三葉』
『会えばわかる』=『ラストシーンを示唆』
もっとあった気がしますけど、忘れました(汗)
そう言えば、最初の回想シーンには嘘が混じってましたね。
ミステリー。
<二人の記憶は戻るのか?>
『宮水 一葉』の証言から考えると、記憶は戻らない。ただ今回は例外的な現象なので不明。おそらく『視聴者の好きなように想像しなさい』という部分。
基本的に作中で明言されていないことは、視聴者が好きに想像すべきことです。
裏設定? 裏の時点で意味ねーよ。
設定をきちんと確定させたいならば、作中でちゃんと表現しましょうね。
<視聴者に伝えるということ>
『君の名は。』と『シン・ゴジラ』はともにヒットした作品ですが、この二つの作品のもっとも大きな共通点は『本気で視聴者を騙そうとしている』というところでしょう。
『物語だから、嘘だからこの程度でいいだろうという妥協した作品』ではなく『物語だからこそ、嘘だからこそ全力で騙さなくてはならない』という本気を感じました。
残念ながら最近の作品は前者である物も多く、アニメを見ていても前半は面白いのに後半は駄作という作品が増えてます。何でだろうね? 物語を収束させる力が減少したのでしょうかね。昔は逆が多かった気がしますけど。ふぁふなー。
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もっとありますけど、書くのが面倒なので終わり(笑)
ま、こういうのは自分で考えるのが楽しいわけですヨ。
後は『音楽』と『君の名は。 Another Side』の感想を書く予定です。
<もうちょっとだけ続くんじゃ>
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