漫画感想文『伊々根圭介の日曜日』
原作『早川光』氏 、漫画『長友健篩』氏の読切漫画。
2017年『グランドジャンプPREMIUM 5月号』に掲載。
『回らない寿司屋』を題材とした『食べ歩き漫画』
寿司の食べ歩きをしている女子高の『男性教師』とその元教え子である『女子大学生』がとある理由から、一緒に回らない寿司を食べに行くというお話。
立ち位置としては『男性教師(解説役)』で『女子大生(初心者)』という構図で、『回らない寿司屋』に行ったことがない読者でも分かり易いように描かれている作品だと思う。
物語のほとんどが出された料理を食べるだけという展開なのだが、この二人のコンビがちょうど良く、食べているシーンを見ているだけでも面白い。二人が腕を組んで納得しているシーンが好き。
料理に対しての解説は短く、食べる前(食べた後)のちょっとした解説は、食べるシーンをより際立たせているように感じられました。表現はシンプルなんだけど、美味しさが伝わってきます。
前回感想を書いた『あたりのキッチン』と同じように、『食べる相手を気遣う』ということが描かれた作品でもあると思いました。『回らない寿司屋』の魅力というのはこの『気遣い』なのかもしれません。
面白かったので単行本一冊分は連載して欲しいのですが、読切のため続きは不明である。取りあえず、掲載誌を間違って捨てないように気をつけよう(笑)
同雑誌に掲載されている『石田敦子』氏の『ヒーローめし』もなかなか面白いので、こちらも単行本になったら買おうかなーと考え中。こちらは試し読みができるので興味がある方はどうぞ。
でわでわ、またそのうちー。
<飛ぶお寿司>
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