ピーパリ

「ピーパリ懐かしいな」


「昔からあったよね」


「そういや最近見かけない気がするんだけど」


「それがね、今でもちゃんと売ってるんだよ」


「えっ?本当?見かけないくない?」


「数を絞っているんだかどうかは知らないけど置いてあるお店は少なくなったよね」


「そっかぁ、ピーパリまだ売ってるんだ」


「販売店舗が限られているから見かけたら必ず買ってるよ」


「やっぱそうなるよね」


「ピーパリと言えばあのカシューナッツ!」


「キャラメルコーンのピーナッツと一緒でいいアクセントになっているよね」


「あ、ここまでナチュラルに話してきたけど、ピーパリ知らない人もいるんだろうな」


「昔はどこにでもあったしみんな知ってたと思うけど今見る機会が少ないからねぇ」


「改めて説明するとピーパリはブルボンが作っているお米の菓子です」


「お米のお菓子と言ってもせんべいとは違うけど、そう、お米を材料にしたコーンスナックみたいな……って、うまく伝わる気がしねぇ!」


「まぁとにかく美味しいお菓子なんですよ。30年ほど前はどこのお店にもあるメジャーなお菓子でした」


「長年愛されて来た老舗のお菓子って事で飽きの来ない味となっておりますぞ」


「ピーパリにはひとつ特徴があってそのお米スナックの中にカシューナッツが入っています。この衣掛カシューナッツがまた美味しい!」


「多分普通のカシューナッツならそこまで美味しいと感じる事もなかったかも。ピーパリの中にこいつが入っているから味が引きたつんですよ」


「さくさくっと口の中ですぐにとろけるピーパリにガツンと固いナッツって言うのがいいんだよね。味のメリハリって言うか」


「そんなピーパリですが時代の流れかいつの間にかだんだん主要店舗から姿を消していきました。もう製造中止なのかな?とすら思った程です」


「しかしところがどっこいピーパリはまだ死んではいなかったのです!某店舗でこのお菓子を発見した時、私は歓喜しましたよ!」


「そんなアラフォーホイホイなピーパリですが、本当に美味しいので皆さん見かけたら是非手に取ってみてくださいね。ハッピーターンが好きなら気に入るはずです」


 と言う訳で今回取り上げるのもお菓子、ピーパリです。ある年代以上の方にとっては懐かしいお菓子ではないでしょうか?

 私の子供の頃はどこでも見かけるくらいメジャーなお菓子だったんですよ。


 このピーパリ、いつの間にか姿を消していましてですね。一時期はもう製造終了したんじゃないかって思うほどでした。

 実際は流通量が減っただけでずっと生産はされていたみたいなんですけど。最近あるお店でピーパリを発見した時は本当に嬉しかったなぁ。


 ピーパリって言うのはお米のお菓子なんですよ。一粒一粒が本当にお米って感じで、あ、でもそんな小さくないですよ。親指くらいの大きさがあります。そんなつぶつぶが袋の中にたっぷり入っています。トッポじゃないですが中たっぷりです。最近のポテチみたいに空気で膨らませてはいません!ここ重要です。

 

 その中にカシューナッツも入っていてこれがまたンまい!私が生まれて初めて食べたカシューナッツってこのピーパリに入っているものでした。今でもピーパリのカシューナッツがどのカシューナッツよりも好きです。


 でもこのカシューナッツばかりを集めたのが発売されても多分ダメなんですよ。味の個性が強いからそればかりになっちゃったらきっと飽きちゃう。ピーパリの中にいくつか入っているからそれがちょうどいいんです。何事もバランスですね。ピーパリだけでもダメでカシューナッツだけでもダメで。両方が適切なバランスで入っているからこその黄金比なんです。


 そんな自分の中では完璧に近いピーパリ、私の一押しです。前に紹介したオールアップルと一緒で何処かで見かけたらぜひ買い物かごに入れてやってくださいね。

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