診断メーカー
「今回語るのはTwitterのアプリの話なんだね」
「せやで」
「診断メーカーって一昔前は絶大的に流行っていたけど今でも生き延びているんだ」
「勢いはやはり当時に比べたら大人しい感じになってるのかな。それでもまだ利用者がいるのは流石だと思う」
「Twitterが色んなアプリで色んな楽しみ方を提示し始めた時に始まった様々なサービスは今では結構終了していたりしているからね」
「個人的に言えばTwitterアカウントでチャットが出来るツイッチャってサービスがあって、それが始まった時にすごくハマって好きだったのに数年後にすっかり人気がなくなって終了しちゃったのは寂しかったな」
「そのツイッチャが流行ってた時に始まったのが診断メーカーで、だからかなりの老舗なんだよね」
「当時はすごかったんだよ。むちゃくちゃ遊ばれてたし、新しい診断が出る度にどんどん凝った診断が生まれて進化のスピードが早くて面白かった」
「何か新しいニュースや話題が出るとすぐそれをネタにした診断が作られてその対応の早さに驚くばかりだったね」
「何故診断メーカーを今回取り上げたのかと言うと恥ずかしながら私も診断を幾つか作っていたからなんだ」
「今も作ってるの?」
「いや、もう作ってない」
「飽きたんだ」
「いや、そう言う訳じゃ……いや、飽きたのかも」
「ネタがなくなって放置している内に情熱もなくなったとかそう言うアレでしょ」
「せ、正解」
「ヒットした診断とか作れてたの?」
「よくぞ聞いてくれました!」
「お。代表作があるんだ」
「あなたってゅうのゎ。。。って診断が一番ヒットしたね。今までに診断された数はこの記事を書いた時点で612,216回。作ったのは約三年前になるけど今でも診断されているよ」
「診断で50万回以上診断されているってすごいよ」
「今まで515個診断作って爆発的ヒットしたのはその一つだけなんだけどね」
「515個!作りに作ったねぇ」
「ちなみに一番人気なかったのは51回しか診断されてないと言う……」
「ど、どんまい……」
「馬鹿猫が診断作りまくっていた時と今は何か変わった?」
「2014年の12月まで作っていたからブランクはそんなにないんだけど、懲りに凝りまくった診断はあんまり見られなくなった気がするな」
「凝った診断を作る人がもう診断を作ってないのかも」
「時代の流れかねぇ……」
「自分が作っている時はどれだけ診断パターンを増やしてやろうかとそればかり考えていたんだけど、今の診断の作り手はそこにあんまり注目してないみたい」
「時代によって変わってくるのかもね」
「昔はたまにTLに診断メーカーの診断結果が流れて来ていたのに今は全然見ないからなぁ。やっぱり遊ぶ人もかなり減ってるんだと思う」
「そう言うのってちょっと寂しいよね」
「でも一番盛り上がっている時に参加出来たのは良かったなぁ。楽しかったしね」
「まだ遊ばれてはいるし、今後も廃れない程度にずっと続いて欲しいな」
と、言う訳で今回取り上げるのはTwitterアプリの診断メーカーです。
結構昔からあるアプリなのでみなさんも一度は遊んだ事があるんじゃないでしょうか?
私はツイッチャって言うチャットが出来るTwitterのアプリで話をしていた時にメンバーの一人が診断結果を話題にした事で知りました。診断はすぐに仲間内でプチブームになり、それでその仲間内で楽しむ為に私も診断を作り始めたんです。
診断を作り始めた時は楽しくてどんどんネタを思いつき、毎日のように作っていました。気がつけば515個も作っていましたよ。
数は作ってもどれだけ診断されるかは本当に読めませんでした。自信があるのがさっぱり人気が出なかったり、適当に作ったのがヒットしたり。
でもそう言う先の読めないところがまた楽しかったものです。
当時の診断メーカーは限定された条件の中でどれだけ凝った診断を作れるかを競い合っている風な風潮がありました。凝った診断を見ると同じような結果になる診断を推理したりするんですけど、全然その仕組みの分からない診断が幾つもあって唸ったものです。
時事問題診断は当時ものすごく作られていてタイムリーであればあるほど診断されていました。これは早い者勝ちなところがあったんです。どんなに凝って面白くても二番煎じ、三番煎じは最初に作った診断に人気で及びません。だからそれ系の診断を作る時は躍起になっていましたね。
自作診断の一番のヒット作、あなたってゅうのゎ。。。は元ネタが当時ヒットした有名コピペなんですけど、そのコピペを見た瞬間にこれは診断ネタに使える!とすぐに作り始めました。しっかり理想通りの診断が出来て自分でも手応えバッチリ。タイミングも良くて爆発的なヒットになりました。出来とスピード、流行りモノがヒットする要因ですね。
ヒット診断を作る人は大抵その診断以外もヒットさせていたりするものですけど、私の場合、この診断だけ突出しています。二番目に診断された作品の診断数は13万ですからね。つまり大ヒットしたのはまぐれとも言えます。それでも代表作がひとつでもあると言うのは結構自信に繋がりますね。
診断メーカーを作っている時、少しでもヒットさせようと色々研究していました。
診断のパターンを作り過ぎて日本語が変になっていないかとか、文字数制限があるのでそこに収めるためにネタを削ったりとか。診断が出来た後も発表する時間を変えてみたりとか……。
色々変化球を投げて分かった事はどれだけ他の部分に拘ってみても、結局その診断の出来次第だと言う事でした。みんなが遊ぶ時間に投稿して注目されたって中身がつまらなければ診断してくれません。逆に出来が良ければどんな時間帯に投稿したとしてもしっかり遊んでくれるんです。
今思えばこれってカクヨムでの投稿にちょっと似ているかも。WEB小説はセルフプロデュース能力も問われますけど、そこに注力するのは小説本文が満足に書けるようになってからでいいのではないかと。そもそも本文の出来が良ければ宣伝に凝らなくても自然と周りから盛り上がっていく気がします。理想論かも知れませんが。
最後に私の一番のヒット作のURLを紹介して終わります。もし良かったら遊んでみてくださいね。
あなたってゅうのゎ。。。
https://shindanmaker.com/360555
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