スノーモービルズ
「えぇと…今回のテーマの何…これ何?」
「何とは何だ!アーティストさんに失礼だろ!」
「アーティスト…と言う事はバンドか何か?」
「スノーモービルズはテクノポップユニットですぞ」
「全然聴いた事ないんだけど馬鹿猫は確か田舎住みだよね。何で知ってるの?マイナーアーティストでしょこの方々」
「ばっかもーん!そいつが…じゃなかった。田舎だって置いてるお店には置いてあるもんだぞ。マイナーなアーティストだって」
「あ、ネット通販で買った訳じゃないんだ」
「彼らがメインで活躍していた頃にはそこまでネット通販はメジャーじゃなかったんよ」
「と言う事は最近のアーティストじゃないんだ」
「アルバムをよく出していたのが2000年前後だからねぇ」
「よく考えてみたらここで取り上げているアーティストさんってみんな旬じゃないよね。馬鹿猫がいい年してるから仕方ないか」
「最近の音楽シーンはあんまり知らないよ…」
「で、このスノーなんちゃらの音楽てどんな感じなの?」
「よくぞ聞いてくれました!スノーモービルズの歌はね!「詩」なのよ!「詞」じゃないの。それと歌詞がみんな四季に関係していて聴いていて優しい気持ちになれるんだ。多分聴く人が聴けば一発で気に入ると思うよ」
「でも売れなかった、と」
「そうなんだよね…。一時期メジャーデビューもしたんだけどシングル二枚出して終わっちゃった。挑戦し過ぎちゃったのかなぁ」
「でも曲はいいんでしょ」
「そりゃもう!この私が保証するよ!」
「うわ…あてにならないなぁ…」
「ん?何か言った?…まぁいいや。スノーモービルズはねぇ、私が詩を書くきっかけになったアーティストなんだ。この雰囲気は唯一無二だね!」
「個性が強過ぎて売れなかったか…」
「決してイロモノじゃないよ。聴いてもらえば分かると思うんだけどなぁ。スノーモービルズでググると彼らの曲の動画が見つかるから是非聴いて欲しい」
「夕景の魔法って動画が出て来たけど、これがそうなの?」
「そうそれ、聴いてみてよ。懐かしい気持ちになる事うけ合いだよ」
「おお…これは優しい感じの曲だね。うん、悪くない…今の時代にすうっと溶けこむ感じがする」
「歌詞の雰囲気もちゃんと詩になってるでしょ」
「本当だ、これは詩だよ。こんなアーティストがいたんだねぇ。埋もれてるの勿体ないよ」
「マロが気に入ってくれて嬉しい」
「癒し系の曲が好きな人は気に入ってくれると思う。ちょっと前まで動画が一つも見つからなかったくらいのマイナーアーティストだけど」
「こんなマイナーなアーティスト、よく見つけたねぇ。音楽誌でも注目されてなかったでしょ」
「ある日CDショップでCD買った時にお店の人が非売品プレゼントでくれたCDに彼らの曲が収録されてたんだ。勿論そのお店にも彼らのアルバムが置いてあってね」
「そう言うマイナーアーティストに優しいお店、ずっと残っていて欲しいねぇ」
「最近はCDが売れないから経営も大変になって来ているけど、私も最近はネット通販を利用する事が多いけど…本当に生き残って欲しいよ」
そんな訳で今回紹介するのは私の一押しアーティストのスノーモービルズです。多分殆どの人は知らないと思います。でも彼らの曲を知らないのは本当に勿体ないですよ!是非聴いてもらいたいアーティストです。
彼の曲の特徴と言えばテクノポップな曲もそうですけどその歌詞の世界観です。歌詞なんてどーでもいいって人も多いと思いますけど、少しでも歌詞を気にする人はじっくり彼らの歌の歌詞を読んでもらいたいです。彼らの歌の歌詞は詩なので歌詞カードがそのまま詩集として読めます。何せ歌詞カードの歌詞が縦書きですからね。私が詩を書くきっかけになったのが彼らの歌の歌詞に出会った事なんです。
彼らの歌詞の特徴は季節感に溢れている事です。普通のアーティストだって季節をテーマにした曲を何曲か歌ってたりしてますけど彼らは収録曲みんなそれなんですよ。徹底しているでしょ。春の歌も夏の歌も秋の歌も勿論冬の歌も歌っています。しかも、メジャーなイベントの歌は歌ってません。クリスマスソングはないです!歌詞も言葉遊びが入っていたり100%方言だったりバラエティ豊かです。
彼らの曲を聴いていると懐かしくて優しい気持ちになると思うんですよね。多くの人に知って欲しいしネット動画なら曲を知る事が出来るから是非聴いて欲しいですね。「夕景の魔法」本当にいい曲ですよ。
会話文の最後にも書きましたが私が彼らの曲に出会ったのはCDショップで貰ったプレゼントCDでした。販促用のCDだったんでしょうね。今はこう言うプロモーションは多分していないじゃないかな?当時はまだCDがそこそこ売れている時代でした(遠い目)。今はCDショップがどんどん潰れている状態でとても寂しく思います。
夕景の魔法を聴いて気に入って貰っても彼らはもう殆ど活動していない状態で今は彼らのアルバムを入手するのがすごく難しくなっているのが本当に残念です。アマゾンの中古で9600円とか値段を見てびっくりしました。もしどこかで売れ残っているCDが見つかるとか色んなきっかけで目にする機会があったら是非手にとって見て欲しいと思います。きっと一生もののアルバムになると思うので。
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