第5話 スキルと武器
ふう、なんとかミミズを倒すことが出来た。・・・それでミミズなのだが、食うか?・・・・食えるのか?
近づいてにおいを嗅ぐ。スンスン・・・・わからない。おいしいかどうかじゃなく食えるかどうかなんだが、いやおいしかったら嬉しいけどさ。・・・・うん後でいいや!!
さてとなんか新しくスキルが手に入ったとか言っていたな。え~と『クレイ』、『火花』、『臭気』だっけ。・・・・なんか微妙じゃないか?
お~い天の声さ~ん!!
『通常スキル『クレイ』の説明を行いますか?』
さすが!!うん。お願いします。
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『クレイ』・・・・[習得条件]土と親和性のあるモンスター
[効果]土や石などに関連する行動を行うときその効果が上昇する。常に発動する。
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・・・・う~ん。微妙?いや微妙じゃないよな。つまり俺が『こねる』を使って作った魔粘土の効果が上昇するって事だよな?あれ?結構使えるのか。でもさ名前的にもっと攻撃っぽいのかと。ほらなんか唱えると地面から土の槍が飛び出るとか・・・・まあ割り切ろう。
次、火花!!
『通常スキル『火花』の効果を説明します。』
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『火花』・・・・・[習得条件]土と親和性の高いモンスターが天敵を撃破する。
[効果]MP1を消費して1秒間発火性の高い火花を出す。しかし単体では威力は無いに等しい。
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・・・・・『臭気』。
『通常スキル『臭気』の効果を説明します。』
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『臭気』・・・・・[習得条件]土と親和性の高いモンスターが天敵を撃破する。
[効果]MPを消費してガスを発生させる。ガスの効果は色々。
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・・・・・・どうやら『火花』と『臭気』はミミズを倒したから得られた能力みたいだ。ミミズ、ありがとう。効果はいいのか?まあ使いようか。
とりあえずこねよう。
『こねる』!!コネコネコネコネ・・・・・・・グニグニグニ・・・・・・
それから3時間は過ぎた。
完成!!さてと出来た魔粘土を早速鑑定!!
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『魔粘土+』・・・ 野生のミニチュアゴーレムが作った粘土。大地の魔力を取り入れながら作っているので不思議な効果が現れる。人間には作ることは不可能。ゴーレム種にしか作ることが出来ないのでその価値は高い。ゴーレム製粘土で出来た磁器は高級品。また畑の肥料としても使われている。ゴーレムはその粘土を体にくっつけ防御力を上げている。そのため冒険者たちはその土を目当てとしてゴーレムを狙う。冒険者に乱獲され以前ゴーレムが絶滅しかけた。どうやらスキル『クレイ』によって効果が少し上昇しているようだ。
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よしよし、じゃあさっそく・・・あ、その前に量を確認しとかなくちゃな。前のような悲劇を生まないために!
え~と・・・・『接着』?
『『接着』を行いますか?』
うん
『素材を選んでください
① ただの土とただの石・・・効果 無し
② 魔粘土とただの土とただの石・・・効果 防御力up 精神up
③ 魔粘土オンリー・・・効果 力up 防御力up 速up 精神up
④ 魔粘土+オンリー・・・効果 力up(小) 防御力up(中) 速up(小) 精神up(小)』
・・・・④だな。
『魔粘土+オンリーが選択されました。・・・・『剥離』します』
そういうと俺の体はまた崩れ始めた。警告が無いということは、どうやら今回はちゃんと足りたようだ。・・・・核が浮く。
『接着します。・・・・・・・接着完了。』
作った粘土が宙に浮き。また核の周りをグルグル回り・・・・新しい体が完成した。なんかアン〇ンマンみたいだな。
さてさて『ステータス』!!
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種族 『ミニチュアゴーレム』-素材 『魔粘土+100%』
属性 『 無 』
名前 『 なし 』
LV 8/10
HP 30/30
MP 20/20
力 55
防 160
速 50
技 20
運 15
魔力 25
精神 23
魅力 ・・・・オマエゴトキガアン〇ンマンヲカタルナァ!!!!
固有スキル
・・・・無し
通常スキル
『ステータス閲覧』
『鑑定』
『こねる』
『クレイ』
『火花』
『臭気』
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魅力さんがブチギレてますね。う~んLVUPの時も思ったんだが、この鎧?の効果が高すぎて強くなった気がしない。間違いなく強くなったはずなのに。まあこれぐらいあれば蜘蛛ごときなら余裕だろう。でもHPが不安だな。30だったら高い気がするんだが。全然足りない。絶対に死なないって訳じゃないからな~。
うん、確認も済んだし武器を作ろうかな・・・・
本日の粘土クッキング!!
ええ~今日は余った魔粘土を使って棒を作ろうと思います。何故棒かというとまずこの粘土、剣にしても切れません。で、ハンマーにしようとしてもうまく出来る気がしません。自慢じゃあないが俺の技術、図画工作系の成績は大変よくがんばりましょうか2だ!!(10段階で)
まあそんなわけで私は不器用です。ハンマーとか作れる気がしねえ!!!棒だったら伸ばすだけだしね、行動に移そうか。
粘土を手に取り手で上下に動かし伸ばしていく。それを円柱状に整えていく・・・あ、だめだこっちちょっと少ない。それじゃあこっちに盛って・・・・・
そんな感じで試行錯誤を繰り返し、棒完成!!ワーイ!!棒の長さは自分を少し超えるくらい、後は乾くのを待つだけ。この粘土は凄いことに乾いたらスッゴク硬くなる。それはもう鉄かというぐらいに。
さてさて乾くのを待っている間一眠りしようか、どうせミミズが他の魔物に食われることは無いだろうしね。
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