彼女は生ハムメロン

「君に頼みたい仕事がある」


 いつもの様に政府から呼ばれる。

 本来メロンの相手は警察や自衛隊がするべき事なのだが、国内の自称良識ある市民や自衛隊に実績が出来ると困る勢力が徹底的に反対運動をする為、よほどの大規模なメロンの襲撃でもない限り俺達民間のメロンハンターに仕事は割り振られる。

 仕事内容は雑草駆除だ。

 つまり俺達ハンターは農業関係者と言う事になる。

 しかし今回の仕事はいつもとは少し違った。

 役人に見せられたのは数枚の写真。

 其処に移っていたのは随分と近代的な建物。

 とてもメロンと関わりのある建物とは思えない。


「この建物ではクイーンメロンの研究が行われていた。ここから研究資料を回収して欲しい」


 役人の衝撃的な言葉に驚きを覚える。

 クイーンメロン、それは野生化したメロンの母体の事であり、それ単体も非常に強力な固体だ。

 クイーンメロンは土さえあれば無尽蔵に野生のメロンを量産する。

 もし森の奥深くにクイーンメロンが根を張ればその森は野生のメロンに支配された魔境となるだろう。

 事実富士の樹海を初めとした幾つかの森はクイーンメロンのコロニーと化しており、自然保護の観点から言ってもうかつな手出しが出来ない土地となってしまっている。

 そんな恐ろしい存在を研究している?


「これは国家機密だ。それゆえ自衛隊は動かせない。彼等を動かすとそれを聞きつけて反政府活動をしている売国奴、いや、売人奴が騒ぎを起こす」


 売人奴とは、メロンとの種の存亡をかけた戦いを行っているにも可かわらず、己の利益の為敵国の言いなりになっていたり、敵国の工作員としてメロンとの戦いを邪魔しようとしている者達だ。

 ヤツ等は人類の危機を理解する事はできず、ただ目の前の利益しか追う事の出来ない唾棄すべき連中だった。


「君を1級のメロンハンターと見込んで仕事を頼みたい。生存者は無視してかまわない。クイーンメロンの研究データの回収だけを唯一に考えて行動して欲しい」


 生存者は無視か。

 それだけデータが大事という訳だ。


「報酬は2億、経費兼前金として5000万を渡そう」


 コレは驚いた。政府が随分と太っ腹じゃないか。

 これは大きなヤマになりそうだ。


 ◆


 装備を整えた俺は直ぐに目的の研究所へと向かった。

 コレは依頼主の意向だ。

 研究内容が内容だけに敵対する組織や国家に横取りされるのを恐れているみたいだ。

 研究所の入り口は厳重な警備によって封鎖され、猫の子一匹は入れなくなっていた。

 俺は役人から手渡された来客用IDカードを見せ中へと入る。

 このカードが無いと研究所内のフロア間の移動が出来ないそうだ。


「詳しくは言えませんが内部は危険です。お気をつけて」


 警備の責任者が警告の言葉を送ってくる。


「なに、いつもの事さ」


 そう、メロンとの戦いは何時だって命がけだ。


 ◆


 堂々と入り口から入る。

 正面ロビーは既にメロンによって支配されていた。

 メロン達は既に臨戦態勢だ。

 俺は気負う事無く肩にかけていたショットガンを構えメロンの群れに射出する。

 まずは敵の動きを封じる。

 ショットガンから発射されたのはワイヤーネットだ。

 空中で展開したネットがメロン達を捕獲する。

 だがネットの射程範囲外に居たメロンがこちらに向かって転がってくる。

 俺は電子レンジをゴルフクラブの要領でスイングし、虫取り網のようにメロンを捕獲する。

 すばやくスライド式の蓋を閉めレンジをチンした。

 そしてネットで捕獲したメロンの皮をすばやくカット、その穴に電動ウィスク(バッテリー式)をぶち込んでスイッチオン!

 本来生クリームや卵白をかき混ぜる為の道具だが、対メロン用に改造されたそれは電動ドリル並みのトルクでメロンの果肉を滅茶苦茶にかき混ぜる。

 メロンの断末魔が響き渡った気がした。


 ◆


 次のフロアに侵入する。

 資料によればこのフロアは様々なタイプのメロンの研究施設だそうだ。

 それを証明するようにメロン達が姿を見せる。

 通常のメロン、カットメロン。100%メロンジュース。


 メロンにも種類がある。

 潰して死ぬ奴。

 カットされても死なない奴。

 液体になっても襲ってくる奴、

 どれも恐ろしい奴等だ。

 だがどのメロンにも弱点はあった。

 通常のメロンは強靭なアゴによって獲物を噛み砕く恐ろしい相手だ。

 だが面の打撃に弱い。

 また的が大きいので電子レンジでの捕獲が容易だ。

 カットメロンは的の小ささと数が脅威だ。

 だがこちらも打撃に弱いし小さいのでロードローラーでの戦闘が効果的である。

 それがない場合は学校の校庭の地面をならすローラーを使えばいいだろう。

 最近はハンター用の携帯式ローラーも販売されている。

 あと対カットメロン様のルンバも売れ筋だ。

 最も危険な100%メロンジュースには増粘安定剤と片栗粉をかけてゼリー状にし、動きが鈍った所でスコップで掬い口の大きいポリバケツに入れる。こいつらは粘度が高まると人を襲う力が弱まるらしい。

 後でまとめて溶鉱炉に沈める。

 だが全員を相手にしている暇はないので移動をさえぎるメロンのみ叩き潰して一気に駆け抜ける。


 ◆


 遂に目的のエリアに到着する。

 この部屋の中に目的の研究資料がある筈だ。

 カードを差し込んでロックを解除する。

 油断なくメロンが待ち構えていないか確認してから部屋の中に入る。

 ロックがかかっていた事が功をそうしたのか、室内にはメロンの姿はなかった。

 この部屋は完全に外部から隔絶されており。100%メロンジュースですら入る事は不可能だそうだ。

 俺は指定されたロッカーを開き、その中の書類を確認する。

 書類には『AQM計画』とだけ書かれていた。

 これだ。俺は書類を用意した特殊ケースにしまう。

 このケースに入れたが最後、書類は専用のカギを持った政府の人間にしか開けられなくなる。 


「じゃあ帰るか」


 仕事も終わり帰りの算段を考えていた時だった。


「……ローン……」


 何かが聞こえた。


「生存者が居るのか?」


 もし生存者が居るのなら確認した方が良いか? いや、依頼は研究資料の確保のみだ。

 生存者の救助は依頼されていない。

 無事脱出すれば報告すれば良いだろう。

 それに急ぎ救わねばならない状態である可能性もある。

 そうなったらこちらの行動に大きな影響を与えかねない。

 すまんが無視させてもらう。


 そうして改めて部屋を出ようとした時、音が鳴った。

 警報音だ。

 そしてドアのノブがカチャカチャと動く。

 この建物には俺しか居ない筈。そしてカードを持っている人間ならドアは直ぐに開く。

 つまり今ドアを開けようとしているのは正規の手段を使わずドアを開けようとしている!!

 俺は迷う事無く部屋の奥に向かった。

 目的は生存者だ。

 もしコレが敵対する組織の工作員なら戦う必要が出てくる。

 だが生存者が非常口を知っていれば工作員と遭遇する事無く脱出が可能となる。


 ◆


「マジかよ」


 奥の部屋に来た俺が見たモノは……


「メローン」


 生ハムメロンだった。


 コレもクイーンメロンの研究の成果なのだろうか?

 生ハムメロンは俺を見てうなり声を上げる。

 メロンって鳴き声あげたっけ?


「メローン!!」


 生ハムメロンはヘタを鎖に繋がれていた。

 どうやらアレでここから出られないらしい。

 そして生存者だと思っていたのはこいつの鳴き声だった訳か。


「コイツは当てが外れたぞ」


 非常によくない状況だ。

 俺の装備はあくまでも対メロン用、人間を攻撃する為の道具じゃない。


「メローン!!」


「少し黙ってろ」


 言っても通じないのは分かっているが言わずには居られない。


「メロッ」


 だが、何故か生ハムメロンは鳴くのをやめた。

 まるで俺の言葉を理解したかのように。

 不思議に思ったが、こいつにばかりかまっても居られない。

 俺は生ハムメロンを無視して部屋の中を探る。

 どこかに脱出口はないか?

 だがどれだけ探しても通風孔の一つすら見つからなかった。

 そしてタイムリミットが訪れた。

 小さな爆発音が響く。

 おそらくドアを破壊したのだろう。

 仕方なく俺は物陰に隠れる。

 暫くすると足音がこちらにやってきた。

 足音は複数。

 足音が止まる。


「生ハムが乗っている。……見つけたぞ、こいつが目的のクイーンだ」


 クイーン? クイーンメロンの事か。

 あの生ハムメロンがクイーンメロンだというのか?


「クイーンメロンの種子から生まれた特別なカットメロンに生ハムを乗せると知性が飛躍的に高まり、クイーンメロンと同様にメロン達を支配できるようになる……だったか」


「ええ、ですがまだ意思の疎通は困難。しかしこの研究所で飼育されている生ハムメロンは現状唯一人間の言葉を理解できるそうです」


「メローン?」


「上はこの生ハムメロンを研究して生体メロン兵器を作りたいみたいだが、上手くいくのだろうかね」


「どうでしょう、我々はこのカットメロンを回収するだけですよ」


「そうだな、おい、この鎖を早く切れ」


 人数は声を聞く限り3人といった所か。

 連中の目的は生ハムメロンみたいだし、俺の目的とはぶつからないだろう。

 ここは生ハムメロンに犠牲になってもらって、さっさと帰って貰うか。


「メローン!」


「生ハムメロンの分際で一丁前に怖がるか? 喜べ、お前はわが国の研究資料として、果肉も、種も、皮も、果汁の一滴すら研究材料として使ってやる!!」


「メローン!!!」


 声の主の脅されて生ハムメロンが悲鳴を上げる。

その悲しげな声に、気がつけば俺は駆け出していた。


「何者だ!?」


 突然現れた俺に対し、生ハムメロンを連れ去ろうとしていた黒ずくめの男達が警戒する。

 だがこちらの不意打ちの方が早い。

 俺は電子レンジを黒ずくめ達にブン投げる。

 両端に電子レンジの組みつけられたレンジロッドが回転しながら黒ずくめに迫る。


「そんなものに当たるか素人め!!」


 だが黒ずくめ達はそれを余裕で回避した。

 しかし俺は慌てる事無くショットガンをぶっ放す。

 ショットガンの中身は先ほどのネット弾段だ。

 ネットが広がり黒ずくめ達を拘束する。


「うお!」


「この!」


「何をしている! さっさと切らんか!!」


 黒ずくめのリーダーらしき男が部下に命令する。

 残念だがそいつは対メロン用のワイヤーネットだ。

 そいつを切るにはかなり時間がかかるぜ。

 そいつ等がまごついている内に俺は生ハムメロンを抱えて走り出した。


「メ!メローン!!」


 右腕が熱くなる。

 驚いた生ハムメロンが噛み付いたのだ。


「大人しくしてろ! すぐにあいつ等の手の届かない所に連れて行ってやるから!!」


「メロ?」


 生ハムメロンが腕を噛むのをやめ俺を見つめる。

 やはりコイツは俺の言葉が理解できるみたいだ。

 俺は生ハムメロンを抱えそのまま逃げ続けた。


 ◆


 不思議な事に、俺が逃げている間、何故かメロン達が襲ってこなかった。

 みな遠巻きに俺を見ているだけだ。

 さっきの黒尽くめ達が言っていた周囲のメロンを支配するというのはこういう事か?

 生ハムメロンが敵から逃げる為に俺を襲わないように命じているのか?


「メローン」


 生ハムメロンは俺の腕の中でくつろいでいた。

 まるでネコだな。

 これなら逃げ切れる。

 俺はそう思っていた。

 だがそれは大きな勘違いであった。


 ◆


 なんてこった。

 俺は入り口のフロアに入る為カードを差し込んだのだが、何故かドアが開かない。


「どういう事なんだ?」


 何度カードを差し込んでもドアは開かない。

 仕方なしに俺は別の出口を探す。

 しかし何処のドアも開かなかった。


「ざんねんだったな。ドアの電子ロックは我々がハッキングした」


 突然背後から聞こえた声に振り返ると、2人の黒ずくめが居た。


「もう一人はどうしたんだ?」


 どうせメロンにでも襲われたんだろう。


「黙れ」


 黒ずくめのリーダーが銃を構えて威嚇する。アタリか。

 とはいえコレはどうしようもないな。


「分かった分かった。降参だ」


 俺は素直に降参する。


「いい子だ、その生ハムメロンを渡せ」


 黒尽くめのの仲間が俺に近づいてくる。


「メロォーン」


 生ハムメロンが悲しそうな声を上げる。 


「悪いな。俺も死にたくないんだ」


 そうして黒尽くめの仲間に生ハムメロンを差し出した。

 ように見せかけて生ハムメロンを上に放り投げた。


「ほっ!」


「メロッ!?」


「「何っ!!」」


 視線が生ハムメロンに向かった瞬間を狙って俺は黒尽くめの仲間にタックルを掛ける。


「オラァ!!」


「ぐふっ!」


「貴様!」


 タックルでバランスを崩した黒尽くめの仲間を掴み、リーダーに向けてブン投げる。


「うわぁぁぁ!!!」


 俺は今のうちに生ハムメロンをキャッチして逃げ出す。


「メロォォォン!!」


 イキナリ投げ飛ばされた事に生ハムメロンが怒りの抗議をしてくる。


「すまんすまん、悪かった」


「メロォン」


 分かれば良い。といわんばかりに生ハムメロンが俺の頭に登る。


「落ちるなよ」


「メロッ」


 こうして俺達は黒ずくめ達から逃げ延びた、そう思ったときだった。


 ズギュゥゥゥゥゥゥン!!


 銃声が響く。


 足に熱した鉄の棒を当てられたような熱が生まれる。

 視線を向ければ其処から赤い炎のような液体が流れていた。

 血だ。

 体が地面に吸い込まれる。

 俺は無様に地面とキスをし、生ハムメロンは衝撃で転がって行った。


「メロォォォォォォン!!」


「良くやった」


 黒尽くめ達が追いついてくる。

 その時になってようやく気付いた。

 三人目だ。

 奴はメロンに殺されたのではない。

 俺達が逃げた時の為に隠れていたのだ。

 完全にやられた。

 メロンの巣窟で単独行動をとるなんて思っても居なかったからだ。


「くそっ!」


 俺が悪態をつくと黒尽くめ達が嬉しそうに嗤う。


「残念だったなぁ。素人の考えなどお見通しだよ」


 リーダーが手にした拳銃を俺に向ける。


「メロォォォ!!」


 生ハムメロンの悲鳴が聞こえた。

 見れば生ハムメロンが虫かごに入れられそうになっているじゃあないか。

 しかも100円ショップとは名ばかりの108円ショップの216円虫かごだ。


「なんて酷い真似を!」


「発泡スチロール製の150円クーラーボックスに方が良かったかね?」


「メロォォ!!」


 黒ずくめが生ハムメロンの入った虫かごを振って弄ぶ。


「貴様それでも人間か! 食べ物で遊ぶなと親に教わらなかったのか!!」


「あいにく、人間を襲うメロンを食べ物とは教わっていないのでね」


 黒ずくめが銃の撃鉄を上げる。


「それで終わりだ。あの世でキュウリにハチミツをかけるんだな」


 黒尽くめの指がトリガーにかかる。

 コレまでか。


『メロォォォォォォォォォン!!』


 その時だった。

 生ハムメロンの叫びに呼応するかのようにメロン達が現れる。


「何!?」


 その数は10や20では効かない。フロア中のメロンが集まってきたとしか思えない・


「くっ! おい貴様! さっさとこいつ等を追い返せ! お前にはそれができるんだろう!!」


 リーダーがカゴの中の生ハムメロンに命令する。

 だが生ハムメロンは笑ってその命令を無視した。

 虫かごだけに無視か。


「めろろろん」


 生ハムメロンの号令でメロン達が襲いかかる。


「うわぁぁぁ!!」


 黒尽くめ達が応戦するが、いかんせん数が違う。

 瞬く間に黒ずくめ達はメロンの海に沈んで行った。


「メロォン」


 仲間のメロンによって解放された生ハムメロンが俺の元にやって来る。

 人間に復讐する気か。コイツにとっちゃ俺もコイツを狙ってきた人間の一人だからな。


「メロォン」


 だが生ハムメロンは俺を襲ったりはせず、ただ俺の懐にもぐりこんできただけだった。


「メロォォォン」


「おかしなやつだ」


 俺は痛む足をこらえながら、黒尽くめ達の荷物をあさり、ハッキングに使用したであろう機械を回収、四苦八苦して扉を開ける事に成功した。


 ◆


「うわぁぁぁぁ! メロンだぁぁぁぁ」


 建物の外に出た俺達を見て、警備員達が悲鳴をあげて逃げ出した。


「これは説明が面倒だなぁ」


 これ以上面倒になる前に俺は携帯で役人に連絡をし、迎えをよこして貰う事にした。

 そしてやって来た役人に、資料と生ハムメロンを渡そうとしたのだ……


「メロォォォォ!!」


 何故か生ハムメロンは役人達を威嚇して俺から離れようとはしなかった。


「コレは困りましたね。その生ハムメロンは大事なサンプル。余り機嫌を損ねたくはないのですが」


 知らんがな。お前等で何とかせぇよ。


「ふむ。ここは一つ貴方に人類と生ハムメロンの橋渡し役になっていただきましょう」


 どうしてそうなった。


「断る」


「ですが生ハムメロンも来てくれない事には残りの報酬を支払う事は出来ません。ここは一つ研究に協力してください。人類の未来を救う為ですよ」


 断固断りたかったのだが、報酬の話を出されると断る訳にも行かなかった。


「研究が進むまでだ。それ以降はお前等が責任を持って面倒をみろ。あとコイツの生活費は経費で落とせ。あとトラブルもお前等が責任を持って対処しろ!」


「契約成立ですね」


 こうして俺は生ハムメロンと一緒に暮らす事になるのだった。


「メロォォォォォン」


 生ハムメロンの嬉しそうな声が空に響いた。

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