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映画「世にも怪奇な物語」の世界――第三話「悪魔の首飾り」への応援コメント
初コメント失礼します。
ポーの世界とは離れてしまいますが、同時代を舞台にしている(60年代後半~末期)、同じ酒に溺れた落ち目の俳優が主人公という共通点もあってか、タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド('19)」をも想起させます(同作内の主人公ダルトンにはブースというスタント・ダブル兼悪友という理解者がいるのですが、「悪魔の首飾り」のダミットにはいないといった点、またマカロニ・ウェスタンやマスコミについてのスタンスが対照的)。
作者からの返信
おはようございます。
私はタランティーノ監督の作品は観たことがありませんが、フェリーニへのオマージュの可能性はありますね。
映画「世にも怪奇な物語」の世界――第一話「黒馬の哭(な)く館」への応援コメント
こんにちは。
とても見たかったものの未見に終わった映画です。雑誌「スクリーン」で紹介を読み、このエピソードに特に惹かれました。フォンダ姉弟がが危険な関係を演じる、ご指摘の通り近親相姦ぽい感覚があり、こんなことでいいのかな、と訝ったのを覚えています。
詳細に内容を書いて下さり満足しています、ありがとうございます。
「世にも奇妙な物語」は、この映画のタイトルを連想していました、でも確かに内容は似て非なるものでしたね。
作者からの返信
拙作のご高覧及びレビューどうもありがとうございます。
これは当時の夫であるロジェ・ヴァディムが撮ったので、名だたる俳優一家であるフォンダ姉弟には複雑な感情があったのかもしれないですね。
ピーター・フォンダは実際のところ少ししか出てこないのですが。
テレビシリーズの「世にも奇妙な物語」は捩りというかオマージュでしょうね。
コマーシャルの記憶(三)美しい人の面影への応援コメント
誰だろうと思って検索したところ、かつてジャッキー・チェンの映画(邦題「デッドヒート」)に出演されていることがわかり、記憶が繋がりました。
その映画でもほとんどセリフもない役でしたが、透明感ある女優さんだなと強く記憶に残った女優さんでした。
作者からの返信
江黒真理さんもコラムで「ジャッキーの映画出演でスタジオに行ったらスタッフに彼のファンと間違えられた」と書かれていました。
あまり活躍できなかったのが残念です。
「ピンク」の記憶への応援コメント
昔、美術家の友達に「どうしてマジシャンは黒とか赤とか、原色を好むのか?」と質問されたことがありました。
正直「そこかい?」という気分だったのですが、試しにある機会でライトブルーの衣装を着て舞台に立ちました。演目は同じですがどうも集中できなかったことを思い出します。
その時、身に着ける色の大事さや魔力を実感しました。舞台上、中立的な立場でいたい、というという僕自身の内面や居心地のよさを表しています。普段も背広を着ない仕事をしてますが、気付くと黒を選んでいます。
また、師匠ふじいあきらから「他人のイメージ通りの色や衣装を選ばないと、現象やセリフ以外の部分でお客様を敵に回す」と教わりました。舞台に登場した時、最初に起こす現象の前に、お客様はマジシャンに対して「この人はどんな人だろう?」と感じるわけで、そこであまりにもギャップが強いと(あ、コイツ無理してキャラを演じてるな…)と看破され、ショーに集中してもらえません。
これは示唆することが多いなと今でも思います。“見た目のらしさ”への反発からを自我の芽生えというべきかわかりませんが、オトナになるにつれ、反発自体にも疲れ、“らしさへの従順”が心地良く思えるようになりました。
冷静さを表す澄んだブルーの石をさり気なく身に着けられているとのことですが、きっとお似合いだと思います。
スミマセン、作品への感想より私の主観ばかりになってしまいました。でも非常に共感を覚えたのでコメントさせていただきました。内容、とても面白かったです!
作者からの返信
おはようございます。
ご高覧及びコメントどうもありがとうございます。
確かに以前拝見したステージでも黒い衣装でしたね。
青い宝石が好きと書きましたが、実際には持っていません(笑)
ただ、冷静に物事に当たりたい時には青系の服やハンカチなどを身に付けることが多いです。
繰り返しになりますが、ご感想どうもありがとうございました。
「二十一世紀」社会の片隅からへの応援コメント
お子様の件、また入院中の出来事など、胸が痛くなりました。年末年始での緊急事態、さぞご心労されたことと思います。この瞬間も子供を抱えて緊急病院へ走っているお母さんがいると思うと、心から同情すると共に、自分にできることは本当にないのかと思います。
若い頃、「勉強になるから行ってみな」と言われ、クラウン(ピエロ)を専門にやられている先輩芸人の紹介で、小児病棟の慰問に行ったことがあります。
そこはいわゆる終末ホスピスで、枯れ枝のような手で一生懸命拍手をしてくれた男の子がいました。ショーの後 「マジックで病気治せる?」と言われ、絶句してしまいました。
親世代になり、児童虐待や悲しい事件に対する受け止め方はずいぶん変わりました。同性であっても独り者と子育て世代で分かり合えない部分を感じることがあります。しかし他者への関心がますます薄くなる今こそ、本作のような問題提起や体験の共有は貴重だと感じました。
ご家族皆様の健康をお祈りしております!
作者からの返信
ご高覧及びコメントどうもありがとうございます。
うちの長女は一週間足らずで退院したわけですし、同じ病棟にいた子たちも明らかに命に関わるレベルの重病ではありませんでした。
「マジックで病気が治せるか」と尋ねた男の子の話は、その後、彼がどうなったのかを想像してもとても心が痛みます。
それでは、また。
私もTsubakiさんのご家族全員のご健康を願っております。この時勢ではいつ誰が病に倒れても全く不思議がないので。
こんにちは。
原作がある映画を観ると、その後に活字は読まなかったりするわたしです(アニメ、ナウシカはマンガも映像も見ましたが)。
やっぱり別の表現なのでしょうね。
眼から入る固定した映像と、脳内の映像は。
作者からの返信
「世にも怪奇な物語」は「ヨーロッパの名匠たちがポー作品を映像でリライトする」といった趣旨の作品ですからね。
私もこの二話目は原作小説をそれ以前に読んでいましたが、他の二話は原作を読んでいませんでした。
「プリンセス」の虚実――皇女アナスタシアとアンナ・アンダーソンへの応援コメント
アナスタシアの話がこんな真相だったとは!興味深く読ませてもらいました。
作者からの返信
コメントどうもありがとうございます。アナスタシアというかアンナ・アンダーソンの物語には哀しく美しいものがありますね。
こちらはアンダーソンがモデルの創作です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880931942
羽衣の流れ着く先はへの応援コメント
はー、物語に対する印象と、それへの深い洞察。その他の昔話に共通する文化性のようなもの。
そこまで考えて読んだことありませんでしたが、確かに……と思いました。
なんか文化学の面白い説を読んでいるような感覚になります。
尻切れで終わるにもかかわらず、教訓と言うには重すぎる。この感覚は結構昔話にはありますよね。
作者からの返信
コメントどうもありがとうございます(改めて自分の文章を読み返したらあまりにも読みづらかったので簡単に修正しました)。
昔話や伝承には物語としては不完全かつ理不尽な展開のものも多いですね。
ただし、「羽衣天女」は派生や関連の認められる神話も多いので絵本にされているのは子供にとっての理解しやすさを優先したバージョンとも考えられます。
イカロスの失墜への応援コメント
こんにちは。
ブリューゲルの絵はいくつか見たことがあるものの、この絵を知りませんでした。
どことなく、よそよそしさと不気味さを感じるのは、現代の絵に慣れているせいかもしれません。
絵の主題がなんなのか。
イカロスが落ちてしまったことそのものではないことは確かですね。
こんなふうな小説を、いつか書いてみたいな、と思ってしまいました。
作者からの返信
ブリューゲルが描きたかったのは神話の時代から無視されてきた無名の庶民だったのではないかという気がします。
停滞中ですが、一応はブリューゲルが主人公の小説も書いています(オランダ語読みだと本来は『ブライヘル』ですが、それだと誰なのか分からなくなるので便宜的に『ブリューゲル』にしています)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880658740
昭和は遠く、まだ近くへの応援コメント
かつての日帝のアジア侵略によって、どれだけのアジア人が塗炭の苦しみを強いられたか、その反省の欠片すらない日本人をアジアの人々が相応の視線で見つめるのは当然過ぎる話。それを「反日」という暴力的な言葉をぶつけて恬として恥じない今の多くの日本人のありようにクラクラさせられるものがあります。
作者からの返信
ご高覧及びコメントどうもありがとうございます。
私も今の日本人のアジア蔑視には自信や余裕の無さが感じられてそちらに暗澹とします。