本の物語に入れる世界

@touka1031

第1話


20XX 年


圧倒的若者の読書離れを憂いた政府が考案したシステム


“読書世界”《リアルワールド》

これの確立により世界は読書の見方を変えた。


“本の物語に入る”という画期的な空間は教育の場にも取り入れられた。


最初こそ抵抗があったが、今では数多くの支持を受けられるようになった。


そんな世界で私こと神崎栞

読書世界最初の試験読書である名前も知らない面々が集まる。


試験読書とは不適切な内容で無いか


過度のグロテスク表現になって無いか


あらすじ通りの内容なのかをチェックする職業である。


「・・・・それでは試験読書を始める」


綺麗な黒髪の長いお姉さんが本に手をかけたと同時に物語が開かれる。



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