宿に篭って執筆する文豪に憧れる(2016/07/16)

 私の好きな食べものをジャンルで大まかに言うと、イタリアン・スイーツ・生魚です。


 って言うと、何故か最後の生魚で苦笑されるんですが何故でしょう。生魚いいじゃん。焼くのも好きだけど。

 刺身や寿司は神の与えたもうた贅沢な品じゃ。



 そんな訳で甲殻類含め生魚系統を愛する私です、こんばんは。

 さっき間違えて、このエッセイを小説の新規ページとして投稿してしまいました。新着で見た方は全てを忘れて下さい。


 先日の飲み会から本日に至るまで食い倒れているので、もっぱらお腹がつらいです。

 食べものの話を投下しまくってるくせ、実は胃腸があまり強くないので、美味しいものがたらふく出てきても無理するともれなく胃もたれで死にます。

 ちびまる子ちゃんの山根くんが創作や宝塚などに「ウェーーーーーイ!」ってハッスルしてる姿を想像するとだいたい私になるんじゃないでしょうか。


 お酒の飲み過ぎで気持ち悪くなることは余りありませんが、食べ過ぎて気持ち悪くなることは良くあります。つらい。

 何がつらいって、それをやらかすのは大抵が旅行中で、旅行中にそれをやらかすということは以後の日程を苦悶と共に過ごさねばならないのみならず、他の美味しいものが食せないということを意味します。

 地獄かよ。


 以前は京都旅行で2日連続そんな体調不良に見舞われ、ニシン蕎麦が食べられませんでした。

 後日リベンジしたニシン蕎麦の美味しかったこと……!



 とはいえ日々学んでいるので、同じ過ちを繰り返さないよう気を付けてはいます。

 だから普段は極力セーブして立ち回っていますが、まぁ消化不良を起こすときは起こすものです。


 そんな訳で、昨日のお残し禁止な飲み会からの本日は北陸旅行に来ています。

 YABAI。


 本来なら消化不良を起こす程食べてはいないのですが、なにぶん昨日からの積み重ねのせいで、真綿で絞められるかのように胃袋がやられています。

 イェーイ。


 幸いにしてカツカツな日程でなく、緩やかなのんびりプランなので、何とか極限には陥らずに済みました。

 これが歩き回る旅程だと確実に殺られているね。

 せっかくの素敵な温泉宿がふいになるところだったね。




 という訳で緩やかな旅路につき、思いの外だらだらと暇しているので、スマホでこの文章を書いています。

 こんなことなら書けるように愛機を持って来れば良かったぜ!



 前述したようにお腹がひ弱で、旅に出るとしばしば体調不良に見舞われるのですが(十代の時は余りなかったので、ひしひしと年を感じます……)、趣味と豪語するほどではなくても旅行に行くのは結構好きで。

 とりわけ宿泊場所は、ホテルやペンションよりも旅館が好みです。


 旅館に泊まる場合は温泉宿が多いので、温泉が好きな所為も多分にありますが、旅館の落ち着き、民宿やペンションよりも隔絶した空間を作り出してくれるところが好きなのでしょう。

 民宿やペンションやユースのアットホームさも良いけどね。安いのに料理が良い意味でとんでもないこととかあるし。


 ホテルは旅館と同様に個の空間を確立してはくれますが、より機能的な部分を追求しているきらいがあるからか、雰囲気面で旅館が好きです。


 ただまぁ、旅館はお高いところが多いので、なかなか泊まれないんですけどね……。

 あぁまだ旅の途中だけどまた温泉行きたいなー!

 今回は家族旅行だから次は友人と温泉行きたいなー!

 私の住む県は温泉が豊富なので県内でもよりどりみどりなのが大変幸せです。




 旅館というと、ふと、文豪が執筆の為に籠るというイメージをふと連想します。

 執筆の為ではないですが、城の崎にてとかね。


 小説と旅館というのは相性が良い気がします。

 旅と小説との相性がいい(と個人的には思っている)ように、少しだけ非日常に飛び込む「旅」の延長線上は、非日常の扉たる「物語」との親和性が高いのではないでしょうか。

 旅行中にネタが湧いてくることも多いし。


 たとえ旅でなく、物語を創ることが主目的のカンヅメであったとしても、ある種独特な世界観を構築する上に、日常で本来自分がこなす家事を代わりに担ってくれる旅館は、物語の醸成に1役買ってくれる気がします。



 ホテルでの執筆、というのもよく聞きますが、情緒溢れる物語の場合は旅館が似つかわしい。

 もっとも、他の何からも煩わせるとこなく、自分一人の空間で執筆に集中することのできる環境……というのはそれだけで羨望ですけれど。


 いいなぁ。憧れますよね、旅館での執筆。

 勿論、ただの庶民である上に文豪でも何でもないところの私めには、金銭的にも時間的にも縁遠い話ですが。

 こんな快適なところに籠れば、そりゃあ執筆も捗ろうものです。

 しかし現実には自分一人ではないので、アメトーークを観てだらだらしてる奴の前でとても書ける気はしません。



 そういえば以前に、原稿を仕上げるために同士が集まり、旅館で執筆合宿をやったって話を耳にしました(マンガか小説かはよく覚えてませんが)。

 一人で行くよりハードルは下がるし、こちらの方が現実的に行けそうです。

 もっとも物書きクラスタのリアル友人が居ないので現状叶うことはありませんが、その企画には憧れます。




 つらつらと書きましたが、結果として旅に出ているはずなのに旅に出たくなる謎の衝動に見舞われました。これが旅愁か。(違う)

 アメトークはまだ終わりません。

 甲子園が熱そうです。私はルールすら危ういです。



 学校もそろそろ夏休み期間に突入する頃合いで太陽もいよいよギラついてまいりましたが、皆様におかれましては体調に配慮しつつ、楽しい夏をお過ごしください。

 とりあえず私は、次の旅行ではひとまず執筆できる態勢は整えておこうと思いました。スマホからの投稿つらいです。






 ところで、食事から時間を置き、催し物を観たり温泉に浸かって程よく腹ごなしができてようやく本調子を取り戻しかけている私の眼の前に、拷問のようにケーキが置いてあるんですけどどうすれば良いでしょうか。



(2016/07/16)

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