ナゾの館
大友 鎬
プロローグ
『77=喜 88=米 99=白 199=□□
199に当てはまる言葉を実行せよ』
そう書かれた看板が硬く閉ざされた扉の上に飾られていた。
「いい加減にしやがれ……今度は何なんだ!? とっととおれ達を出しやがれっ!」
「確かにこれで四問目。私たちに何をさせたいのかわかんないわ」
「やっぱりアイツが……でなきゃ……さっきの問題の答えが……」
「てめぇは黙ってろ」
「……とりあえず、謎を解こう。それで何かわかるかもしれない」
そう言いながらも僕はここまでの経緯を思い出していた。
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