一種目 小説家になるためのサキイカ 第二章 Aと・(2)


前回までのあらすじ


覚えてないし、覚える必要もない。

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「と言うことで、サキイカ=公募なんだ」

 と、・は断言。

 まずもって、小説家になりたくて公募しないやつは論外。そのような風潮があった。

 だが時代は変わった。

 サキイカの歯ごたえは徐々に柔らかくなりつつある。


「公募で応募で受賞で出版じゃなくなった世界」

「そう、Aも含めたボク達が住んでいる世界」

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