死って・・・どんな感じ?

ふと  思った  特に理由があったわけではないが  何となく


”死”ってどんな感じだろう?


退屈な授業を聞きながら思い返してみた


”死”というものを実際見たのはたった一度だけ


しかもそれは目の前に置かれた”死”で


”生”が”死”になる瞬間を見た訳ではない


”生”と”死”は背中合わせだというが”生”に最も遠いのは”死”だと思う


近いようで遠く    遠いようで近い


そんなあやふやな距離が保たれている


いずれ自分のもとへ転がり込んでいく”死”というものは


底なく恐ろしいはずなのに見えてくるそれは


ひどく美しくキラキラとしてて見つめていたくなるほどやさしい


そんなもので・・・


産まれた瞬間から俺の背中にあったそれはひどく馴染み深い



チャイムが鳴った


今まで考えていた思考はすべてどこかへ行ってしまった。




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