主人公愛梨は自室で洋風の整理をしていると、奇妙な叫び声を耳にする。振り返ると、そこには自分のことを「ネコ」と称し、「しあわせの神様見習い」と言って衣装箱に納まる少年の姿があった……。
読むと色々と考えさせられてしまう作品です。
良い意味で短く、最後の結末がスッと入ってきます。
もしかしたら今、自分が感じている事も余裕があるから感じれるだけで、ひとたび環境や状況が変われば実感する余裕すら無くなってしまうのかな、と。
意外と「しあわせ」は結果ではなく、ただそこにあるものなのかもしれない。
そう思わせてくれた作品です。