第四十八話 道
道はどこかに通じている。
人はそう信じて道を辿ります。
それは野を越え、山を越え、川に沿って下り、街に、海に届く。
そう信じて。
本当? 本当にそう?
道を盲信すると、道に裏切られます。
道はあくまでも、跡。誰かの歩みを模した跡に過ぎません。
そこに誰かの意図が照らされていることもあれば、偶然の地形の悪戯に過ぎないかもしれません。
あなたは、どの道を歩いていますか?
歩いているつもりですか?
それはどこに続いているのですか?
続いていると考えているのですか?
【 了 】
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