「誤字には気をつけよう!」……というお話。

おはようございます、埴輪です!


相変わらずFF14を楽しみつつ、次回作の構想を練る日々を続けている私。


先日、もう出ないだろうと思っていた某SF小説の新刊が発売されたので購入し、通勤電車の中で楽しく読んでいたのですが……はたと、手を止めてしまいました。


……これは、どういうことだろう? と首をひねり、数ページ前にさかのぼって状況を確認、再度読み直してもわからず、今度は先まで読んでみて、また引き返して……などを繰り返した結果、「誤字がある」という結論に達しました。


誤字の内容は敵「左集団」と「右集団」が逆になっているという、些細ささいと言えば些細、ありがちといえばありがちなものでしたが、ただ一文、左右が逆になっているだけで、戦いの流れが分からなくなってしまっただけでなく、これが「作り物」であることを強く意識してしまい、再び物語の世界に入っていくのに苦労しました。


……ただ、何よりも不安で、残念に思ったことは、それが誤字ではなく、ただ自分が理解できてないだけではないという疑念が生じてしまったことです。


小説は文字が全てです。


書き手は文字で世界を表現するしかありませんし、読者もまた、書かれた文字から世界を受け取ることしかできません。


だからこそ、そこに書かれた文字は正しいものでなければなりませんし、それを信じているからこそ、物語という架空の世界が成立するのではないかと思います。


文字を信じられなくなったら、物語は終わりです。


私も誤字・脱字のない、読者が信じられる文字を書き続けていきたいです!

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